神戸市立長田中学校において、「ベトナム人への学習支援」をテーマに研究している創造科学科4期生(1年)7班の生徒5名が、同中教頭の川原耕一氏から同中の外国人生徒の学習状況と課題についてお話を伺った。長田中学校は全生徒346人中36人のベトナム籍の中学生が通学しており、授業でもさまざまなサポートを実施している。今回のお話をもとに、もう一度テーマ設定をし、今後活動をしていく予定である。
〈生徒感想〉
今回は長田中学校に多く在籍している外国人生徒について長田中学校教頭の川原先生にお話を伺いました。そして私たちからの質問にもたくさん答えていただきました。質問内容は学校での生徒の様子、教師目線の意見などです。先生方は様々な工夫をされているそうですが、やはり十分な指導はできていないと感じられています。具体的に言うと個人に合わせた指導ができていないようです。ベトナム人の中にはこのまま日本で暮らしていく人もいればベトナムに帰る人もいます。日本で暮らしていくなら日本語を使って学習することで自然と日本語の力が身につき将来意味があると思います。しかしベトナムに戻るのであれば日本語は必要ありません。そうなると、日本語で学ぶことが非効率になってしまう場合が出てきます。他にも行政の手続きや進学の制度などに阻まれて、学ぶことが制限されています。私たちは一人一人が必要としている教育を受けられるように活動を続けていきたいと思います。