平成31年4月24日 創造応用ⅠS 物理①

本校化学実験室において、創造科学科3期生(2年)理系選択者21名を対象に、物理の探究活動を行った。3人グループに分かれて、前半は「お湯の冷め方について考える」という課題が与えられ、200mLビーカーに入っているお湯の温度が冷めにくい条件について考察した。熱の移動を考えるうえで、熱伝導、対流、熱放射の3つの要素について理解し、お湯の入った5つのビーカーにいろいろな工夫を加えた状態で40分間放置して、温度低下に影響を与える要素についてグループで議論し仮説を立てた。最後に低下した温度のデータを示され、仮説の検証を行った。後半は「浮沈子」について、その現象を考察した後、空気入りの沈子を浮かせる方法について考える課題が与えられた。各グループで浮沈子を作成し、議論しながら難しい課題に取り組んだ。

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<生徒の感想>

5限目で疑似科学、非科学には惑わされず、論理的に考えていくことが何より大切であることを学んだ。研究活動を行うにあたり、そのような信憑性が非常に低く根拠のない情報を鵜呑みにしないよう確かめる必要性を感じた。6限目の魚の浮き沈みについては、どうずれば魚が下がるのかは知っていたが、なぜ手で押せば下がるのか、その仕組みは最初分からなかった。しかし、空気を圧縮したぶん水が入って重くなるから沈むことを、よく観察することで理解し、とても大きな達成感を感じた。2学期から本格化する探究活動でこのようなやりがい、達成感を味わえると思うと胸が高まった。

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