平成30年12月18日 神戸大学ジャンモネCOEミニシンポジウム 

神戸大学医学部会館シスメックスホールにおいて、本校創造科学科1期生(2年生)40名と創造科学科2期生(1年生)39名、グローバルリサーチⅠ受講生(1年生)40名、普通科生徒の参加希望者8名、長田高校2年生1名を対象に、神戸大学ジャンモネCOE主催「ジャンモネCOE 高校生向けミニシンポジウム」が実施されました。各講演の質疑応答では、生徒から様々な質問があり、たいへん貴重な機会となりました。講師と講演のタイトルは以下のとおりです。

神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 教授 白川利朗氏

「薬剤耐性菌の世界的脅威」

神戸大学大学院経済学研究科 教授 吉井昌彦氏

「日EU関係とEUの行方」

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〈生徒感想〉

白川利朗教授の講演では、生物の授業で習っていて知っていることもありましたが、ほとんどが1、2歩踏み込んだことで知らなかったことばっかりだったので、とても興味深かったです。吉井昌彦教授の講演では、日本とEUがこれまで貿易赤字を互いに減らすようにしたり、交渉するなど対等・平等な関係を築こうとしてきたことがよくわかりました。また、EUは制度疲労を起こしているということが一番印象に残っています。これは、平和は維持するのみではなく、当たり前になったからだとおっしゃっていました。とても納得できましたが、平和であることにデメリットがあることに驚きました。

来年、僕はベトナムで薬剤耐性菌の研究をしたいと思っていたが、この講義によって薬剤耐性菌の研究が新興国での薬剤の改良のためにつながっていくことがはっきりとわかった。また、「日EU関係とEUの行方」の講義では、今、アメリカなどの「自国第一主義が拡大されている中で、多国が協力しあっているEUでも各国の理念や目標が一つにまとまらない状況にあることを知り、また、この状況で関係を強化していくのはかなり難しいと感じた。そのため、教授のおっしゃっていた「希望する国だけが前進する」という新しい考え方に共感した。

今では、薬が作られて、ある程度はウイルスや細菌が減少していくが、そのあとは薬剤耐性を獲得したという事例(ゴキブリなど)があることを聞いたことがあった。その対策により効能の強い薬を作らなければばらなくなるというのは非効率的で時間も負荷もかかるものだと思った。それで僕が考えたのは、環境的な変化(温度や湿度)の変化をもたらすことによって細胞壁などを弱体化させるといったことが良いのではないかと考えた。また、日EU関係の講演では、EUが日本に対して医薬品を大量に輸出しているという事実が衝撃的だった。対照的に、日本とEUが互いに自動車を輸出しあっているというのは日本では自動車産業が盛んであり、ドイツなどにも有名な企業があるということを知っていたので、意外ではなかった。EU内の先進国でも少子高齢化が進んでいるということは知っていて、日本はより先端を行っているということはよく知っていた。そのため、EUが日本と近くなろうとしているのは、日本の事例を見習おうとしているのではないかと思っていた。しかし、実際はフランスでは出生率が高まってきていて、それは移民による出生率の高まりだけでなく、一般的なフランス人のも増加しているのも影響しているというのを聞いた。だから、日本はこのフランスを見習って、少子化対策、人々の協力を仰ぐということを重視すべきだと思った。

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