平成30年9月12日 創造応用ⅠS 探究活動(1回目)

創造科学科2期生(2年)理系選択者は各班に分かれて研究活動をおこなった。

<数学>
統計学において、データを分析する上でかかせない回帰分析について学習した。数学Ⅰで学習した内容(平均値、分散、標準偏差、共分散、相関係数等)の確認をし、サンプルデータをもとに単回帰分析、重回帰分析を行った。授業後半では、実際に三宮の不動産のデータをサンプリングし、目的変数を「家賃」、説明変数を「広さ」「築年数」「最寄駅からの距離」とし、重回帰分析を行った。課題として決定係数、有意水準、t値、p値、信頼区間等、分析する上で必要な知識を得ることが挙げられたので、次回以降で学習していく。

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<物理>

物理分野を選択した8名の生徒が、大阪大学理学部小田原准教授の研究室において、小田原先生と大学院生の梅原さんとともに、研究テーマ決定のための話し合いを行った。夏休みの課題として考えてきたテーマ案と当日に話し合う中で出てきたテーマ案をもとに、課題研究としての妥当性や実現可能性に関して議論し、生徒自身が興味をもって取り組めるもの、限られた環境の中で実現できると考えられるものを選び、3つのテーマに絞り込んだ。

<化学>

化学の探究活動1回目は、夏休みの課題として調べた電池について、そのしくみ、および例として、ボルタ電池、ダニエル電池、鉛蓄電池を、化学探究グループ7名にそれぞれ説明した。作成したスライドを用い、既に学習した酸化還元反応を復習しながら説明し、活発な質疑応答が行われた。授業ではまだ勉強していない範囲でも主体的に説明するなど、既存の電池のしくみや特性についてみんなで学習した。次回は、今年もご指導いただく神戸大学理学研究科の大堺先生に来校していただき、実際に泥燃料電池を作成する予定である。

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<生物>
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<都市工学>

都市工学班は、まず前半で、昨年の1期生の都市工学班の取り組みについて、畑中先生より紹介いただいた。景観の印象評価についての研究をお話しいただいた。写真の選択や評価の進め方など難しい点をがある一方で、自分たちの視点での取り組みの重要性を確認した。後半は、チームに分かれて、話し合いをしました。チームAは、「ピクチャレスクな街並み景観に関する研究」について夏の課題をもとに、形容詞対を共有し、グループ化やそれ以外にもないかを議論した。チームBは、「都市鳥により集団ねぐらが形成される都市空間の特性に関する研究」について夏の課題をもとに、議論した。ムクドリの害が神戸には報告されておらず、webでの調査の結果、姫路や大阪で過去に報告されていることがわかった。次回は、先生のご指導の下、研究の進め方を確認していく予定である。

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カテゴリー: SGH(学科2期生), 創造科学科2期生   パーマリンク

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