国際健康開発センターにおいて、「在日外国人の言語問題」をテーマに研究している創造科学科2期生(2年)1名が、県政150周年記念事業「『多文化共生』を考える研修会2018」に参加した。「日本と海外の多(他)文化」を研修テーマに、2つの講演を聞いた。1つ目は、立命館大学国際関係学部特任教授の文京洙氏から「外国人政策の歴史的変遷~在日コリアンの歴史から」についてお話を聞いた。2つ目は、日本カナダ学会顧問の竹中豊氏から「多文化社会ケベックの挑戦~インラーカルチュラリズムという方法について」のテーマで講演を聞いた。
〈生徒感想〉
カナダのケベック州の方針インターカルチュラリズムとは、フランス語系(多数派)の地位を保持しつつムスリムなどの文化的マイノリティ(少数派)とどう折り合いをつけるかの考え方のことである。マジョリティの言語、伝統、制度を絶対的機軸にしたうえでマイノリティを認め、共生する。外国人労働者に日本語を話してもらおうとしている日本は、一元社会と二元社会の差はあれど、通じるものがあると思う。研究に直接的なつながりは無いが、外国人労働者にも文化があり、尊重が必要なことは忘れないようにしようと思う。