創造科学科2年生1名、1年生1名の2名がワークショップに参加しました。難民がどんな理由で国を選ぶのか、安全、人権、教育、言語、医療等の重要性を難民の立場で考えました。その後、日本、ドイツ、イギリス、トルコ、パキスタンについてそれぞれの項目において適性があるかを考えました。難民受け入れのありかたのヒントとなるワークショップでした。
<生徒感想>
今回のワークショップでは、自分が難民になったらどんな国に逃げたいか、ということが大きなテーマでした。まず、自分達が難民になったときに、経済や宗教、言語、医療などの9つの要素のなかで何を重要とするのかを考えました。次に、私たちの班はシリアやアフガニスタンの難民で、パキスタンと日本に逃げるという設定で、それぞれの国に逃げた時のことを考えました。そして、9つの要素ごとに5段階評価をつけて、重要度3~1と5段階評価の点数をかけあわせて数値化しました。私たちの班では、治安や経済を重要として、親族、友人が逃げた国にいるかということ、教育などは重要としなかったので、日本は経済力もあり、治安もいいので高得点になりました。一方パキスタンは、私たちが重要とあげていることがあまり評価が良くなかったので、日本よりも低い点数になりました。私たちが何を重要とするのか一人一人違ったように、難民の人も求めることはそれぞれ違うということを感じました。また、日本の難民受け入れはイギリスやドイツと比べるととても低いので、改善しなければいけないことがあるのではと思います。
今回ワークショップに参加して難民を受け入れる際に重要になる条件について学ぶことができました。実際にグループで自分が難民として避難する時に何を重要にするか、というのを考えるとどの条件も重要で優先順位を決めるのが難しかったです。グループごとにも全然違っていて、答えはないし、難民の人によっても様々だということがわかりました。これから私自身が難民問題の解決策を考えていく上で大切なポイントが得られたように思います。また、内容以外にも知らない人とグループになって意見交換することで、同じような研究をしている人の話が聞けて知識を得られたり、刺激をうけたりできるので、参加することで得られるものも多かったです。また、まだまだ自分には知識が足りなくて考えが及ばないことがたくさんあるのを痛感したので考えるだけじゃなくてもっと勉強しなければならないと感じました。 夏休みを有効活用していろいろな考えに触れたいです。