新長田若松公園鉄人広場において、KOBE鉄人PROJECT主催「第8回高校生鉄人化まつり」が開催されました。このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した創造科学科の前身である総合科学類型1期生の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場としてが実施されるようになったものです。本校創造科学科2期生(1年)5名と育英高校の生徒会、神戸野田高校の生徒会とで実行委員会を組織し、企画、運営を行ってきました。また、今年度は実行委員長は神戸野田高校と本校生徒が担いました。今回のテーマは、「長田にかける虹の橋」です。(→実行委員の活動とこれまでの軌跡はこちら)
本校からは、書道部、ギターアンサンブル部、ダンス部、弦楽部、吹奏楽部と天文部が出演しました。また、本校創造科学科2期生を含む生徒13名による「石巻焼きそば」と「そばめし」の出店販売、創造科学科2期生がこの1年で取り組んだ社会科学分野探究活動のポスター展示を実施しました。
〈生徒の感想〉
今日の鉄人化まつりを成功させる事が出来て、とても嬉しかったと同時に、ほっとしました。私たちは最後の最後まで実行委員企画のルールが定まらなかったり、買っておかなければいけないものを買えていなかったり、準備しないといけないものがプログラムが始まるぎりぎりにしか完成しなかったりと、ハラハラすることがたくさんありました。でも、無事にすべてのプログラムを終えることができたし、屋台のそばめしも完売することができました。兵庫高校が担当した実行委員企画の、「にじいろナガタンるーれっと」では、司会の2人の進行がとてもうまく、タネを知っている私でも、とても楽しんで見ることができました。しかし、実行委員企画をやってみて、「選手に『パンの中心部までしっかりと食べてください』と言っておくべきだった」など、反省点も見つかりました。これは、自分たちでもっとやりこんで、調べておくべきだったと思いました。また、屋台にお客さんがたくさん来る時間帯と来ない時間帯があったので、お昼時のボランティアの人達が忙しすぎることになってしまったり、交代ができず、ひとりの人がずっとボランティアをしていたりと、上手くいかないこともたくさんありました。鉄人化まつりを企画する機会はもうないけれど、これから企画するものがあったら、今回見つかった反省点を改善していきたいです。全体を通して、鉄人化まつり実行委員になって、あの12人で企画・運営することが出来て、本当に良かったです。
私は鉄人化まつりに実行委員として関われてほんとうによかったと思います。他校の生徒と一緒に1つのことをやり遂げることは、普段校内で活動している私たちにとって滅多に経験できないことであって、難しいこともありましたがいい経験となりました。実行委員をして1番驚いたことは、私たちが無意識のうちに失敗しない安全策を選んでいたということです。私は誰かの前に立つときは失敗してはいけないから、安全なものを選ぶべきだと考えていました。そして今まではそうしていれば先生たちにも何も言われず会議も進んでいました。しかし、高校生になり先生から「守りに入った企画は面白くない」と言われて、はっとされました。私はこれからの創造科学の活動で守りに入らず、自分たちのやりたいことに挑戦して行きたいと思います。そして、その多くの経験を通して自分が少しずつでも成長していけるように行動していきたいと思いました。