兵庫県立大学環境人間学部において、「機能性植物の評価」をテーマに研究をしているグローバルリサーチⅡ受講者(2年)の2班2名が、同大学教授 村上明氏のご指導のもと、学校で育てたベトナム産と日本産のパクチーのポリフェノール含量を測定しました。日向と日陰でそれぞれを育て、日光による環境ストレスの違いと遺伝子による違いがあるかを検証しました。次回は抗酸化作用について、ベトナムと日本の野菜を比較する予定です。
〈生徒の感想〉
私達は、ベトナムと日本の野菜の機能性について兵庫高校OBである兵庫県立大人間科学部教授のご指導の元、研究してきました。去年の10月から私達の手でと育ててきたコリアンダーが成育したため、それらを採取し県立大にてポリフェノール含量における吸光度測定や抗酸化活性の測定を行いました。私達が言及する「機能性」とはカラダの老化といった“酸化”を防ぐことであり、野菜や果物において抗酸化物質として代表的なのがポリフェノールです。加えて、測定手段として欠かせないのがフェノール試薬と炭酸ナトリウム飽和溶液、そして今回の実験ではDMSO(dimethyl sulfoxide)を用いました。これらの試薬を減圧濃縮した野菜と反応させていきます。今後は今回の実験で得た結果を元にそれぞれ抗酸化活性のパーセンテージを計算していくので、これからも研究の精度を磨いていきたいです。