京都大学百周年時計台記念館において、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)2班3名と創造科学科2期生(1年)社会科学分野3班3名が、「平成29年度高大連携課題研究合同発表会」に参加し、現在取り組んでいる研究成果について、1分プレゼンとポスター発表を行いました。この発表会では高校生によるポスター発表以外にも、京都大学の先生による記念講演や高校生、大学生、大学の先生と研究内容について話し合うグループ討議が行われました。各班の発表のテーマは以下のとおりです。
グローバルリサーチⅡ(2年)2班
「ベトナムと日本の野菜の機能性評価」
創造科学科2期生(1年)社会科学分野3班
「長田港の水産資源知名度UP ~漁業体験ツアーの改善~」
〈生徒の感想〉
今回の高大連携課題研究合同発表会では、さまざまな分野の発表を聞き、また普段から気が付かなかったことを多様な視野からの助言をもらうことができ、とても刺激的な一日であった。光と指示薬で中和点を探る研究もあれば、褐変する醤油を金属イオンから探る研究等もあり非常に興味深いものが多かった。自分のグループの発表では、初めての校外での発表ということもあり不安もありましたが、「研究の動機を身近な話題から話を進めていくこと」や「ただ淡々と話すのではなく強調をしたり、聴く人に共感してもらう具体例を多用したりすること」、「実験の対象やデータをあらゆる方向から多面的に調べること」が大切だと感じた。今回の貴重な経験を今後の研究に活かしていきたいと思う。
僕は今回この合同発表会で「植物の機能性」についてポスター発表をさせてもらった。初めて校外で発表するので、いろいろな先生にご教授いただいた。当日、初めの京大の先生の講義も聞いたが、その後に行う1分プレゼンやポスター発表のことしか考えられず、とても緊張して全く話が入ってこなかった。自分たちの発表の番になり、ほかの高校生や京大の先生と大学院生も見に来た。京大なだけに思わぬ質問を浴びせられ、とても参考になった。ほかの高校生の発表もとてもレベルが高かったので驚いた。今回、校外で初めてポスター発表をして、戸惑うこともあったがとても有意義なものになったので良かった。
校外でポスター発表をするのは私たちの班にとって初めての経験でした。ポスターは前日にギリギリ間に合わせたような感じで、当日は不安もありましたが、先生の手助けもありなんとか形になったので良かったです。 質問が来そうなところはある程度は答えを考えていましたが、それ以外にも下調べの甘かったところや見落としていた所を突っ込まれて答えることが出来ないところも多くあり、私達のポスターは穴だらけだということを思い知らされました。書いてもらったアドバイスシートを見直すと、自分たちの研究の課題がよりはっきりと見えたので、これからの研究に生かしていきたいです。
まず、最初に感じたのは、私たちのポスター作りの甘さです。京大の教授に、目的と自分たちが提示した内容が一致していないという指摘をいただきました。そこで初めて気づきました。次の日の発表に向けて直しておきたいと思いました。大学生の方や先生方に、私たちの発表内容はとても面白いと言っていただきました。それはとても嬉しかったです。しかし、知名度するという目的なのに何故ツアーの参加人数を増やしたりツアー回数を増やしたりしないのかという質問を何度かいただいたので、そのことについても今後、上手く時間内に説明できるように工夫したいと思いました。
ポスターセッションに臨むにあたって、分かりやすいポスターを作ることはもちろん、ポスターを見なくても要点が伝わるような発表を意識した。具体的には「長田港がどこにあるかご存知ですか?」と言った質問や、地図を使った説明などで、聞き手との絡みを取り入れた。伴って、序盤に興味を持たせることには成功したと思う。その後大学生の方々による親身なアドバイスをいただき、11日の説明会に活かせる助言を多く貰えた。「目的と課題の不一致」は改善の対象と言える。また、他校の同い年の生徒がどのような研究をしているのか知れる良い機会になった。
今回は、「高大連携課題研究合同発表会」に参加しました。兵庫県からたくさんの高校生が来ていました。この発表会に参加することで得られたものはたくさんあると思います。まず、発表の仕方です。私はポスターを使った発表を初めて行いました。相手との距離が近いぶん緊張はありましたが、目の前にいる人に分かりやすく伝わるように工夫して説明できたと思います。次に、研究の内容です。自分たちだけでは気付くことができないような課題をいくつも教えてもらうことができ、これからこの研究はもっと発展することが出きるだろうなと思いました。そして、他の高校生の発表を見ることで、自分と比べることもできました。この発表会を通して、発表の内容も、スキルも高めることができたと思います。質問に答える役割を任せてしまっていたので、次は自分から答えられるようになりたいと思います。