大阪大学において実施されたFGLC(Future Global Leaders Camp)にグローバルリサーチⅠ受講生(1年)1名が参加しました。2泊3日で大阪大学豊中キャンパスで行われ、グローバルな社会課題について全国から集まった高校生同士で探究活動を行いました。本校生が所属したグループは「核兵器の廃絶」をテーマにグループ研究を行い、最終日に成果を発表しました。8グループ中3位に入り表彰を受けました。
<生徒の感想>
今回大阪大学のFGLCの活動に参加して特に良かったと思ったことが2つある。1つは、論文の正しい書き方について詳しくわかったことだ。ただ、自分の意見を述べていくのではなく、順を追って段々と自分の意見が正しいと言うことを証明しなければならないのだとわかった。そうして考えてみると、自分が事前課題として送った論文は論文と呼べるものではなかったと思う。今書けばより良いものができると思う反面、細かく詳しく絞ってしなければならないので、うまく書けないかもしれない。いずれにしても今回学んだことは、今後のグローバルリサーチの活動だけでなく、大学のプレゼンの発表や、社会に出た後の事に役立っていくだろう。自分が論文を書くときに、細かくテーマを絞りながら、主題、トピック、仮説を立てていきたい。2つ目に常識という言葉についてだ。私たちは、核兵器の廃絶というテーマでしていたのだが、そもそも核兵器を廃絶する必要性はあるのかと投げかけられた。他のグループでも今まで私が常識と思っていることを投げかけられていた。そのことについて、私は常識ということは、今現在の国際社会において、存在しないのかもしれないと思った。住むところも文化も違う人々の考えが完璧に一致している事例はあるのだろうか。よく考えてみれば、ないのかもしれないと思った。私たちが考えていることは、地球の反対側にいる人からしてみたら、非常識なのかもしれない。そうしてみると、論文を始めていく時に、「こういうことは常識ですよね、だからしなきゃならないんです。」という考えは間違っているのだろう。特に、国際社会という、正解がなく、不特定多数の人を対象にする論文についてはなおさらそうなのであろう。今回のFGLCの活動は、今後の活動だけではなく、生涯にわたって役に立つヒントが様々なところに散りばめられていた。これからますます発展していくであろう国際社会で生きていく上ではこの上なく重要であるだろう。それだけでなく、世界には解決していかなければならない問題が山積みになっていることがわかった。自分が少しでもその解決に関わればいいと思う。また、課題研究のテーマについて、大まかなところは決まってきたと思うので、細かく主題を絞っていきたい。