たかとりコミュニティセンターにおいて、「heartful language in 長田」をテーマに研究をしている創造科学科2期生(1年)社会科学分野8班の生徒3名が、長田に住むベトナムの方への聞き取り調査を行いました。最初に、教会でのミサに参列して、参加されたベトナム人16名からいろいろなお話を伺いました。20代前半の学生や地域で仕事をされている方も来られ、実際に日本での生活で困っていること、ベトナムと日本との違いなど、生徒たちからの質問に、日本語で答えていただきました。今後、ベトナム人の目線でより住みやすい環境へ変化させていけるよう、研究していく予定です。
〈生徒の感想〉
いままで私たちの活動は「長田区の外国人がより住みやすい環境を作る」ための活動でした。しかし日本で働くベトナム人は大して困ってはいないそうです。着いてから1~2週間の間は電車やバスに困ることはあっても、ベトナム人や日本人の友人や先輩と行動するうちに慣れたりするため日常生活で困る事はあまりなく、携帯の契約など複雑なものは彼らに着いてきてもらう事で解決することも多いとのことでした。しかし、銀行での送金や市役所での手続きは文書が長く読みづらいため改善してほしいという声がありました(セブン銀行は言語翻訳済み)。また日本語自体が分かりにくい事はよくあるそうです。漢字の読み方がわからないが字でニュアンスは分かる時があったりするため、ローマ字だとかえってわからないなどアジア圏だからこその意見もありました。仕事の上で分かりづらい日本語で説明されたのに「はい」と言ってしまったためにわからないままの時も多いと言います。私はここから
①表記は漢字+ひらがなに変える
②銀行、市役所への分かりやすい日本語での文書、システム作成への提言
が出来るのではないかと思いました。