神戸大学先端融合研究環統合研究拠点 コンベンションホールおよび理化学研究所計算科学研究機構において、3rd Science Conference in Hyogoが開催され、本校創造科学科2期生(1年)の生徒3名が見学者として参加しました。兵庫「咲いテク」事業が主催するこのイベントは、高校生が取り組んだ科学技術分野の研究を英語で発表することを目的としており、今回で3回目の実施となります。本校生徒は、来年度の発表に参加することを見据え、他行の生徒が行った発表を聴講し、英語での質疑応答にも臆することなく参加しました。
〈生徒の感想〉
今回の「Science Conference in Hyogo」の中でさまざまな高校の興味深い発表を聞くことが出来た。私もRREで英語の発表はしたことはあったが、理科的な内容のものを聞くことは初めてだったため、最初に行われた工楽樹洋先生の特別講義ではスライドを見ることに精一杯になっていた。しかし、説明をじっくり聞くと、自分でもわかる英語表現も多く使われており、思っていたよりも、理解し、納得することができた。そして、他校の生徒のプレゼンテーションは内容のレベルの高さに驚いた。また、聞いていて面白いテーマだったため、さらにその後の実験についても知りたいと感じた。来年度には自分たちが発表する側としてぜひ参加したい。今日得たものは今後の創造基礎の発表にも活かしていきたいと思う。
今日、特別講演や高校生の発表を聞いて、レベルの高さに驚きました。難しい話を英語で発表していたので、理解できた部分は少なかったです。でも、身振り手振りを使っていたり、発表している部分のポスターやパワーポイントを指してくれていた発表は分かりやすかったです。また、スラスラと読み続けるのではなく、単語単語で区切ってゆっくり発表していたのも、分かりやすかったです。英語が得意ではなくても、聞き手が分かりやすいように気遣って発表するのは大切だと思いました。
私が「英語による科学のプレゼンテーション」を見学しようと思ったのは、将来像として世界中の人びとと意見の出しあえる科学者に憧れているからです。Science Conferenceには、いろいろな年代の人達が沢山集まっていました。その中には、スラスラと英語を喋る生徒や職員の方、ALTの先生方もいらっしゃいました。プログラムは/特別講義→プレゼンテーション→サイエンスカフェ/という順で、午前から午後まで計6時間ほどお邪魔させていただき、とても楽しませていただきました。その中でも特に印象に残ったのは、プレゼンテーションです。計七つのプレゼンを選択し、拝見しました。各班でポスターやスライドに工夫がしてあって、アイコンタクトやハンドサインを用いたレベルの高いスピーチでした。私は5つのプレゼンに質問することが出来ました。中には難しい質問で相手を困らせてしまったこともありましたが、普段英語だけを話す機会はないので新鮮な気持ちになれました。周りの生徒達も英語で会話していて、室内だけが海外のようでした。閉会の言葉でとても感動するスピーチに出逢うことが出来ました。「今は緊張するかも知れないが勉強が心を強くしてくれる。」「私がヨボヨボになった後でも日本は大丈夫だ。貴方達のような人がいるから。」「また来年、ここで会えることを期待しているよ。」優しく力強い口調で一語一語発せられた言葉に、私は未来への希望と意思が湧いてきました。英語を話せば沢山の人達と会話することができます。新しく単語を覚えれば、新しい表現をすることができます。勉強とは可能性を広げることであると、実際に話すことで実感できるのだと知りました。私ももっと力を蓄え、来年、ここに戻ってきたいと思いました。将来を想像するための貴重な機会になりました。