神戸国際展示場2号館において、未来創造コース2期生(2年)9名とグローバルリサーチⅡ受講生(2年)2名が、G7神戸保健大臣会合推進協議会・兵庫県教育委員会・大阪大学・WHO神戸センター共催の第4回高校生『国際問題を考える日』に参加し、ポスターセッションにて発表を行いました。このイベントには、本校を含めたSGH指定11校(県内8校・県外3校)およびSGHアソシエイト指定2校を加えた、計34校、約600名が参加し、その内の25校、84タイトルがポスターセッションに参加しました。本校生が発表を行ったポスタータイトルは以下のとおりです。
《ポスタータイトル》
「ドイツにおける移民への教育と日本への展望」
「フィリピンにおけるデング熱とスモーキーマウンテン」
「若者と「イスラーム国」の関係について「イスラーム国」への参加防止における考察」
「企業のグローバル化と外国人雇用」
「ネパールの女性と教育」
「同性愛者と日本のこれから」
「日本の製造業とボリビアとの協力によるリチウムを用いた新産業について」
「災害に強いまちづくり~真野地区の事例を用いて考える~」
「カンボジアの教育の現状と課題」
「A Study to Promote Refugee Resettlement in Japan」(英語による発表)
イベントの詳細はこちらへ
〈生徒の感想〉
ポスターセッションでは、自分と似たようなテーマを研究している人はいなかったものの、発展途上国における教育面の問題から学校の環境についてまで、人それぞれ違った内容の研究で非常に興味深かったです。今日は、自分自身も発表する立場で参加したのですが、少し緊張してしまいました。それでも、前日に練習していたおかげか規定時間の10分をはみ出すことなく自分の取り組んできたことについて話すことができたと思います。また、パネルディスカッションにおいては、自分と同じ学年の生徒が壇上でそれぞれの考えについてはきはきと述べていて、レベルの高さを感じました。会場から投げかけられた質問に対して、短時間で考えをまとめ、言葉にするというのは、すぐに真似できるようなことではないけれど、自分もこれから身につけていきたいと思いました。今日は大いに刺激を受け学ぶことのできた、充実した1日でした。
高校生だけでなく、企業や団体の方と交流ができ、情報収集ができた。一番印象に残っているのは基調講演だ。グローバル人材についてのお話があった。私はコースで学ぶなかで、求められているグローバルな人はどういう人なのか?という疑問を抱えていた。この講演を聞いて、その問いに対するヒントをいただけたように感じる。自分の研究だけでなく、もっと広い視野を持って世界を見たいと思った。またその講義のあとにブースやポスターセッションを回ったが、グローバル化が進んでいるのに知らない世界がたくさんあって、全然まだまだ身近なものじゃないんだなぁと感じた。だからこそ、もっと興味関心を持って活動に取り組もうと思った。自分の発表は途中で混乱しそうになったが、なんとかうまくいってよかった。的確な指摘もいただけたので、深みのある研究になるようにしていきたい。
大学の先生の話など、ためになる話ばかりで面白かったです。難しい話を高校生の僕らにもわかりやすいように、簡単な言葉に言い換えているのはすごいと思ったし、自分の発表にも取り入れたいと思いました。他の学校の高校生は、英語で発表や質問をしていてすごいと思いました。同年代の人がどんなことに興味を持ってどんなことを研究しているのかを知れて、面白い体験でした。1人で発表したのは初めてで、とても緊張していたが、発表の後に褒めていただいて嬉しかった。
今日の国際問題を考える日はとてもしんどかったです。そんな中でも、しっかり自分の研究内容をポスターで発表出来て、たくさんの方から話が上手だとか質問の対応が良いなど色々褒めていただいたり、今後の参考になるアドバイスを頂くことが出来て光栄でした。また、他の高校の研究の発表を聞くことで、自分の知識、好奇心に幅がでました。今日いただいた様々なアドバイスを元に、より良い論文にしたいと思いました。
他の学校の同じ教育について研究している人たちが、対象はインドネシアだったけど似たような対策を考えていて、でも違うところもやっぱりあって、ほかの人の視点から見た考えを知ることができておもしろかった。質問された時、自分の中ではわかっているのに、言葉にするのは難しくて、人に伝えるって難しいと思った。また、昼に色々なブースを回った時に、初めて知ることがたくさんあって、とても良い勉強になった。自分が思っているより、色々な対策が様々な問題に対してあって、自分の知ってることはとても狭い範囲なんだと知った。また、もっと深く様々なことを知りたいと思った。