平成28年11月16日 創造応用ⅠS 探究活動(8回目)

【数学】
本校の学科コース準備室において、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 稲葉太一氏による授業を行っていただきました。まず、正規分布の概要・正規分布の期待値と分散・標準偏差・標準正規分布についての講義をしていただき、次に、統計的な推測に関して、標本平均の分布と正規分布・母平均の推定・母比率の推定についての講義をしていただきました。授業の後半は、生徒が取り組んでいる研究の1つである「サザエさんのじゃんけん予想」について、稲葉先生の指導のもとで様々な検討を続けた。例えば、5回前までの結果が現在のじゃんけんに影響を与えていないか、エクセルを利用して統計的な研究をすることになった。

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【化学】
本校化学教室において行われた化学8回目の探究活動は、前回同様、ダニエル電池を基本に、正極、負極それぞれの探究チームに分かれて、溶液と極板を変えることでダニエル電池との比較をしました。正極探究チームは、先週の実験結果を踏まえ、シュウ酸を多く含む食物に目を向け、ホウレンソウ、三つ葉、レモンの皮をすりつぶして電解質に入れた溶液を用いて電圧を測定しました。結果的には3種類に大きな差は見られませんでした。負極探究チームは、KCL溶液に入れる泥の量を変化させながら電圧の測定を行いましたが、結果的に電圧値が先週同様約0.2Vしか得られませんでした。また、自分たちで調べて腐葉土にするために残飯を土に混ぜて還元力の強い泥を作り、次週の実験の準備をしました。

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【物理】
本校物理教室において、濃度固定のグリセリン水溶液と牛乳(成分及び濃度既知)とを用意し、ミルククラウンの底面半径を測定する方法の確立に向けて試行錯誤をかさねました。牛乳は不透明であるが、ゆえに突起数は数えやすいというメリットがある一方、容器自体に目盛を仕込むという方法では観察する方向に制限がかかるというデメリットに、思いのほか前進を阻まれました。

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【生物】
本校生物教室において、前回の神戸大学での電子顕微鏡観察の結果をもとに、ミドリムシの構造について確認を行いました。構造と走光性との関係から、どの器官に注目して研究を進めるかを話し合いました。また走光性の実験を行う際に暗室および光量の調節が必要との観点から、校内設備の利用の検討や段ボール箱等を用いて、実験装置の試作をいくつか行いました。

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【都市工学】
本校付近において、2つのテーマに共通して必要な傾斜地の実態調査を実施しました。具体的には、分担してまち歩きをおこない、坂の傾きを簡易的にスマートフォンで測定したり、階段や段差の場所を再確認したり、空き地の箇所を確認し写真撮影を行いました。明日、明後日には、まちのコミュニティーの代表者および防災活動の代表者との面会をおこない、用意した質問をする予定です。

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