令和5年度 SSH文化講演会

日程:令和5年11月22日(水) 13:30~15:00

場所:兵庫県立姫路西高等学校 体育館

演題:「世界を変えた青色LED、未来を変える青色レーザー」

講師:名城大学理工学部材料機能工学科教授 竹内 哲也 氏

【研究内容】半導体レーザーと新規窒化物半導体材料

【研究サイト】https://www.meijo-u.ac.jp/sp/meijoresearch/feature/deep-uv-led.html

1992年名古屋大学修士課程修了後、ヒューレット・パッカード日本研究所に入社。1999年名城大学博士課程修了後、米国Agilent Technologiesに出向。2004年キヤノンに移り、2010年より名城大学准教授に着任、2015年より教授。名古屋大学在学中に、青色LEDの発明で2014年にノーベル物理学賞を受賞された名城大学特別栄誉教授だった故 赤﨑勇先生の指導を受けられ、現在は青色LEDを発展させて、網膜走査ディスプレイのための青色面発光レーザーやコロナウイルス不活化のための高効率深紫外LEDなどの新規光デバイスなどを研究。新規光デバイス実現に必要な新材料(AlInN、GaNの酸化)の創製や新機能(多層膜反射鏡、トンネル接合)の発現などの基礎研究にも積極的に取り組んでいる。

 

内容:竹内先生が研究されている内容はもちろんのこと、研究に取り組む姿勢やその過程における失敗の重要性など、高校生にも分かりやすく、かつ具体的に説明してくださいました。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業において探究活動に取り組む姫路西高校の生徒にとって、非常に参考になるご講演でした。また、姫路西高校の卒業生であり、名城大学学長の小原章裕先生にもご来校いただきました。心より感謝申し上げます。