「関西学院世界市民明石塾」に参加しました。
8月2日、4日、5日に行われた「関西学院世界市民明石塾」に2年生国際理学科の明石さん、中川さんが参加してきました。元・国連事務次長を迎えSDGsの「質の高い教育をみんなに」について様々なバックグラウンドを持つ全国の高校生と議論してきました。以下は参加した二人の感想です。
三日間にわたる明石塾では、今までにないような貴重な経験ができたと思う。元国連次長の明石康さんや世界の最前線で活躍されてきた方々の講義を受け、同年代の高校生と世界規模の課題について議論を交わした。
実際に生で世界を見て、様々な経験をしてこられた方々の話にはとても感銘を受けた。今まで知識としては知っていたけれど、どこか自分とはかけ離れて感じてしまっていた様々な社会問題が、自分達の生活や将来とどうつながっているのか知り、明確に自分事として感じることができた。
特に、地球環境の問題について強い危機感を感じた。人類の将来が懸念される程に、大きく変わってしまった環境を改善する事は、安定した幸せな暮らしをしていくには不可欠だ。世界中の様々な立場の人が、まずはそんな世界の現状を知り、自分にできることを考え、行動していくことが求められていると思う。
また、全国から集まった高校生と交流する中で、自分にはないアイデアや見方、考え方がたくさんあり、本当に刺激を受けた。国連職員の方の講義をお聞きし、国際的な現場で働くということの意味も自分なりに考えたし、今自分にどんな力が足りていないのかも考えさせられた。本当に様々な事を学び、考え、成長できた有意義な時間だったと思う。
この経験を活かして、自分にできる事をよく考えながらまずは目の前のことから、積極的に取り組んでいきたい
と思う。 明石 唯
私はこの夏、世界市民明石塾に参加した。今年のテーマはSDGsのGoal4「質の高い教育をみんなに」であった。元国連事務次長の明石先生をはじめ、国際的に活躍された先生方のご講演や仲間との対話を通して、教育についての自分の考えを深めることができた。また、議論を通して、相手にいかに自分の意見を伝えるかについても学んだ。
中でも一番印象に残ったのは、ディベートだ。今回は「教育は貧富の差をひろげるか」というテーマのもと、行われた。チームの中でディベートを経験したことがないのは私を含む2人だけだった。そこで私は、意見を伝える能力の拙さを実感した。日頃からディベートに慣れ親しんでいる方の喋り方や議論の組み立て方は、非常に上手で、学びが多かった。また、議論は、教育という概念の定義の仕方で白熱した。私では考えつかなかった物事の見方を多く知ることができて、大変面白く、刺激的だった。
今回、教育は他のSDGsの目標とも複雑に絡み合った重要な目標であり、その問題は国や地域によって要因も解決方法も異なることを学んだ。これからも教育について、また自分がこの問題の解決にいかに貢献できるのかについて、考え続けていきたい。 中川 真菜