京都大学データ分析発表会
令和2年8月7日(金) 13:15~17:00 ZOOM 国際理学科1年7組
指導助言:京都大学経営管理大学院 原良憲教授、スプリングハン准教授、嶋田敏講師
高校に入学して初めてデータサイエンス教育を受けました。「研究とは何か」からはじまり、データサイエンス入門講座を受け、高度なエクセルの技能を身につけ、データサイエンスの土台となるデータ収集・採取やデータのクレンジング、データ分析手法の基礎を学びました。
今回の発表会は、データ分析による課題発見を目的とした研究発表です。9グループに分かれて、それぞれから京都大学の学生の指導助言を受けながら研究を形作りました。そして、最後に京都大学の3名の先生方から、指導助言を受けました。新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインによる課題研究発表会でしたが、ヘルスケア、食料問題、街づくり、環境・エネルギー、観光などの領域に関して、課題設定、仮説構築、相関分析等による仮説検証、今後の展開などについての発表を熱心に行いました。
本校の卒業生でもある原良憲教授からは、
「高校1年の1学期でこのような課題に取り組むことや、オンラインでの発表の準備はかなり大変だったと思いま
とご意見をいただきました。また、スプリングハン先生からは、研究の意義や目的、仮説の重要性、嶋田先生からは生徒の一つひとつの研究に対してそれぞれ具体的なデータ分析についてのご意見などをいただき、今後の研究を深める有益な助言をいただきました。
本年度は、データサイエンス教育の基礎学習を受けているため、どのグループも客観性の高いデータを見つけ、データを根拠とした課題発見ができていました。実施後のアンケートにおいても、課題発見力・データ分析力が向上したと自己分析している生徒が80%以上いました。また、データのクレンジングをする際の高度なエクセル操作の技能が向上したと、85%以上の生徒が実感しており、有意義な研修となりました。そして、発表に関する生徒の相互評価の結果を「知」の検証プロジェクトのルーブリック作りへと反映させて、今後の生徒のメタ認知力向上へとつなげていきます。
京都大学経営管理大学院の取組としても掲載されています。
https://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/ja/news-event/event/2883-20200817-3.html