これまで本校では、第74回生の修学旅行について、行き先を変更し、実施に向け準備を進めていたところです。また、皆様のそれぞれの対策により本校での感染拡大は見られません。
しかし、1月7日の政府発表の「緊急事態宣言」を踏まえますと、以下の理由により、第74回生の修学旅行については中止せざるを得ないとの結論に至りましたのでお知らせします。
1 緊急事態宣言の出されている近隣地域への移動により、本校生徒及び職員への感染リスクが高まること
2 仮に現地で新型コロナウィルスに起因する症状が出た場合、医療機関の受け入れが十分にないことが想定されること(現地の住民の方を優先せざるをえないこと)
3 旅行終了後に生徒及び職員に感染が認められた場合、学校を休業することとなり、その影響が多大であること
4 現在、県立学校における県外での部活動が禁止されている状況から、修学旅行の実施も同様に扱う必要があること
なお、修学旅行中止に伴うキャンセル料等については、現時点では県教育委員会が補填する方向で調整中です。詳細は判明次第お知らせしますが、一時的にキャンセル料等(旅行代金の20%)をご負担いただくことがあることをお含み置き下さい。
生徒の皆さんにとっては大変楽しみにしていた修学旅行ではあると思いますが、現在の状況を踏まえますと上記の結論を出さざるを得ないことを非常に残念に思います。これまで企画や準備に努力してくれた生徒の皆さんに申し訳ない思いでいっぱいです。どうか事情をご理解いただきますようお願い申し上げます。
令和3年1月8日
兵庫県立赤穂高等学校
校長 行本 健一