インフルエンザ出席停止期間早見表

  • 「発症した後5日を経過」し、かつ、「解熱した後2日」とは、最低「 発症した後5日を経過」するまで出席停止となる。それに加えて解熱した日によって出席停止期間は延期することがある。(発症後4日目以降に解熱した場合(例4・5)は、出席停止の期間が延期されていく。)
  • 発症日( 当日0日目 )は、病院に受診した日ではなく、インフルエンザ症状(38℃程度の発熱等)が始まった日である。そのため病院受診時に発症日を医師に相談・確認することが必要である。
最低基準 発症した後
5日を経過
発症日
発症当日
0日目
発症後
1日目
発症日
2日目
発症日
3日目
発症日
4日目
発症日
5日目
発症後5日を経過した後
発症後
6日目
発症後
7日目
発症後
8日目
例1 発症後1日目に
解熱した場合
発熱 解熱 解熱後
1日目
解熱後
2日目
発症後
4日目
発症後
5日目
出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 登校可能
例2 発症後2日目に
解熱した場合
発熱 発熱 解熱 解熱後
1日目
解熱後
2日目
発症後
5日目
出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 登校可能
例3 発症後3日目に
解熱した場合
発熱 発熱 発熱 解熱 解熱後
1日目
解熱後
2日目
出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 登校可能
例4 発症後4日目に
解熱した場合
発熱 発熱 発熱 発熱 解熱 解熱後
1日目
解熱後
2日目
出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 登校可能
例5 発症後5日目に
解熱した場合
発熱 発熱 発熱 発熱 発熱 解熱 解熱後
1日目
解熱後
2日目
出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 出席停止 登校可能

※ その後は、解熱した日によって出席停止日が準じ延期されていく。

学校保健安全法施行規則の改正理由

インフルエンザ発症後、抗インフルエンザ薬(タミフル・リレンザなど)の早い段階での投与により劇的に回復が早くなりました。しかし、解熱しているにもかかわらず感染力の強いウイルスが体外へ排出している状況がしばしばみられるようになりました。
従って体調が回復し、従来の出席停止期間 「 解熱した後2日を経過するまで 」で登校してしまうと、他の生徒へ感染してしまい、流行をさらに広げてしまう可能性があります。臨床研究の結果、抗インフルエンザ薬を投与された場合と投与されなかった場合のウイルス残存率は、薬剤の種類やウイルスの型、患者の年齢などの諸条件により違いはありますが、発症(発熱)した後、5日を経過するとウイルスの排出はある程度治まると報告されています。

集団での流行拡大を防ぐために、ご理解とご協力をお願いします。