学校長挨拶    校長 今井 一之

 兵庫県立豊岡高等学校は、旧制豊岡中学校(明治29年創立)の建学の精神である「和魂の発揚」と、県立豊岡高等女学校(明治42年前身の城崎郡立高等女学校創立)の校風「花橘の精神」を受け継ぎ、創立以来124年を数える県下有数の歴史と伝統を有する学校です。但馬の伝統校として、「真理・正義・敬愛・自律・実践」の教育綱領のもと、幅広い知識と教養、品格と豊かな情操、道徳心を培う教育を行い、知徳体の調和のとれた未来の創り手となる生徒の育成をめざして、教育活動の充実に取り組んでいます。

 本校は平成18年度に文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業の指定を受け、思考力・判断力・表現力を総合的に高めるためのさまざまな教育活動を展開し、その成果をもとに、平成23年度には県北部唯一の理数系専門学科である「理数科」を設置しました。現在、SSH3期目の指定を受け、全国高等学校総合文化祭では「文化連盟賞」を受賞するなど、着実にその成果を上げています。

 SSHにおける研究をもとに、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業の充実を図り、新学習指導要領、高大接続の方向性を踏まえ、「課題研究」(理数科)、「探究」(普通科)の探究活動の深化・充実と国際感覚の醸成等を重視するとともに、研究発表会「豊高アカデミア」の広域開催など、交流活動の拠点としての役割も果たしていきたいと考えています。

 地域において急激に進む人口減少、情報通信技術の発達、グローバリズムの進展など、学校を取り巻く環境は激しさを増しています。その中で、「世界に通じる学力」と「リーダーにふさわしい人間性」、「健やかな心と体」を備え、学びの成果を世界や我が国、郷土の発展に還元できる自立した生徒の育成することは、創立以来変わることのない本校の使命です。

 私たち教職員は、不断に自らの教育活動を見直し、切磋琢磨しながら自己の資質・能力の向上を図り、「豊岡高校だからできる」魅力ある教育活動を組織的かつ協働的に実施し、生徒、保護者、卒業生、地域の方々から信頼される学校づくりに努めてまいります。

 今後ともご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成31年4月