STEAMⅡ特別講義「錯視立体を科学する-高校数学で創り出す不思議な立体-」

講師:関西大学 総合情報学部教授 友枝明保氏

 関西大学の友枝氏を講師に迎え、STEAMⅡ特別講義「錯視立体を科学する」を実施しました。講義では、錯視立体が生じる仕組みや、奥行きの自由度を利用した錯視立体の作り方、さらにはベクトルを活用した理解と不可能立体を計算する方法についてお話しいただきました。実際の計算については、大きな連立方程式を解く必要があり大学数学の計算まで待たないといけないが、考え方については、少し先で習う空間ベクトルがその理解に有効であることを知ることができました。講義の中で「目的の錯視立体の、うにょうにょした形は想像できないが、コンピュータに計算させて(3Dプリンターで)出てきた立体を見て、ああそうかと分かる。」とおっしゃったことで、理論的に数的に処理をするという有効性にふれた気がしました。

講義の後半は、実際に紙を用いて錯視立体を製作し、角度を変えながら動画撮影を行うことで、不思議な形状がどのように見え、実際はどうなっているのかを体験的に確かめました。数学や科学の知識がデザインの分野や実際の社会の解析にも活用されていることを実感できる内容であり、生徒たちは興味深く学習に取り組みました。

理論と実践を組み合わせた活動を通して、錯視の不思議さや数学的な考え方の面白さに触れることができる、楽しく学びの多い講義となりました。

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