科学探究科・ビジネス探究科　マレーシア海外研修

　集合は５時と朝早く、まだ日も昇っていない時間帯ではありましたが、科学探究科４名、ビジネス探究科８名、無事に出発することができました！関西国際空港では、出国の手続きも終わりラウンジで朝ごはんの時間をとっています。

　約6時間の飛行機の旅を経て、無事にマレーシアに到着いたしました。長旅の疲れもありましたが、無事に目的地に辿り着けたことにホッとしています。到着後は、クアラルンプールのホテルにチェックインし、その日の夜には初めての海外での食事を楽しみました。異国の地で味わう料理の数々は、まさに新しい発見の連続で、現地の風味を存分に堪能しています。

生徒感想「僕自身初めての海外で6時間という間飛行機に乗り長旅に疲れました。マレーシアに到着後にはマレーシアの生活やお金のこと、民族的なことと様々な内容のお話をガイドの人に聞かせていただきました。買い物をした際にはマレーシアの文化に触れることができたのかなとも感じました。少しでもマレーシアのことについて知っていきたいです。」

　２日目の朝は宿泊先であるホテル(Furama Bukit Bintang)で朝食をとりました。今日も朝も早いですがこれからの研修が楽しみです！

　２日目の最初は、ブルーモスクを訪れました。現地のコーディネーターの説明を受けながら、ブルーモスクの静けさや異文化の雰囲気を直接感じ取ることができました。女子生徒たちは青いヒジャブとローブを身にまとい、イスラム教の文化や宗教的な特徴を学ぶことができました。

生徒感想「イスラム教は肌を見せない教えがあるため、ヒジャブとローブを着てモスクに入りました。気温が高くとても暑かったですが、モスクに入るのは初めてで新鮮な気持ちでした。お祈りの方向が決められていたり、礼拝だけでなく結婚式が行われたりしていると聞いて驚きました。青い絨毯やステンドグラスが美しくて神聖な雰囲気でした。日本では感じることの出来ない文化や宗教の違いを身をもって感じました。」

　バトゥ洞窟は、マレーシアにある壮大な規模の洞窟です。この場所は、自然の力によって作られた巨大な洞窟群で、神秘的な雰囲気を醸し出しており、日本では味わうことができない圧倒感を肌で感じました。また、独特な建造物や周り住んでいる人々の雰囲気から、多種多様な民族が共存するマレーシアの実態を視察することができました。

生徒感想「私は事前にバトゥ洞窟について調べており画像を見て金色でデカくてすごいなと思っていました。いざ見てみると鳩と猿が沢山いました。猿は観光客からエサを貰えるため山から降りてきたそうです。階段は急で手すりには猿がいてドキドキしながら登っていました。洞窟に着くと、上から水がもたもた垂れてくるのを避けるので必死でした。日本ではなかなかみられない野生の猿が見れて海外ならではだなと思いました。」

セントラルパークでは、市内観光も含めてみんなでランチタイムです！

ペトロナス・ツインタワーはマレーシアの首都「クアラルンプール」のKLCC地区に位置するランドマークタワーです。全長は451.9メートル、88階でありとても迫力がありました。

マングローブ林が生い茂るクアラセランゴールネイチャーパーク無事到着しました！マングローブ林は独特の生態系を持っており、さまざまな動植物が共生している場所です。現地では、マングローブ林がもたらす環境保護や経済効果について調査し、課題解決の方法を模索しました。

生徒感想「とても暑く、蚊が多い中でしたが、これまで見たことのない、マングローブやマングローブに生息している猿や鳥、トカゲなどを見ました。また、マングローブの役割や、血を止められる植物、石鹸として使うことのできる植物などの話を聞きました。写真では見たことがあっても、実際に見学することで得られるものも多く、貴重な経験が出来ました。」

付近のお店で昼食をとりました。マングローブ林での経験を共有中です！

マラッカ海峡が見える灯台へ観光に行きました！ホースバーグ灯台は、受益者の応能主義に基づいて基金を設立し、受益者の意思を反映した灯台です。日本海とは違う海外の自然豊かな風景を楽しむことができました。

4日目最初はサンウェイピラミッドというショッピングモールに訪れました。ただ、買い物を楽しむのではなく、海外ではどのような商品が販売されているのか、またPOP広告などを通じて、日本との違いがどのように反映されているのかにも注意を払いながら、ショッピングモール内を散策しました。

生徒感想「マレーシアのユニクロは夏服しか売っていないと思っていましたが、実際にはダウンやセーターなどの冬服も売られていて驚きました。これらは寒い地域への旅行用として需要があると知りました。また、ユニクロの商品といえばリーズナブルな価格のイメージが強いですが、マレーシアでは関税がかかるため、日本での価格の1.5～2倍ほどになることもあり、手軽に買えるブランドというより、やや高級感のあるブランドになっているように感じました。特に、現地の富裕層が旅行に行く際、ユニクロの商品を購入して準備することが多いことから、品質や高級感を重視する富裕層から支持されているという印象を受けました。」

小野高校ビジネス探究科と連携しているテーラーズ大学を訪問しました。テーラーズ大学に通っている日本人の先輩方にキャンパス内を案内してもらい、一緒に昼食をとりました。

テーラーズ大学では他にも、国際輸送物流会社DHLの方の講話を聴くことができました。

生徒感想「テーラーズ大学で、DHLの方からダイバーシティとインクルージョン（D&I）についての話を聞きました。D&Iは新しいアイデアを生み出し、仕事の満足度を向上させるうえで重要であることを学びました。実際にDHLでは、1対1の面談を定期的に実施したり、毎月各部でエンゲージメント活動を行ったりすることで、社員同士が互いを理解し、尊重し合える環境を築く取り組みをされているそうです。また、働きやすい環境を作るためにも、日常的なコミュニケーションが重要と知りました。その第一歩として、挨拶などの小さな行動から始めてみたいと思いました。」

このプレゼンテーションでは、ビジネス探究科ではどのようなことを学んでいるのかを英語で発表しました。特にMakuakeプロジェクトについて、学習の軌跡をマレーシアの学生や教授の方々に聞いていただけました。

Makuakeとは・・・新しいものや体験の応援購入サービス「Makuake」を中心とした各種支援サービスを運営するクラウドファンディングのサイトです。

バティック（Batik）とは、ろうけつ染めされた布のことで、インドネシアと同様にマレーシアの正装にも用いられています。バティックでのトートバッグ作りを通してテーラーズの大学生との交流を深めました。

マレーシア最後の夕食は、マレーシアならではの魚料理やスープ料理を堪能しました。

朝8:50、体調不良もいましたが無事日本に帰国することができました。この時の気温は2℃！マレーシアの熱中症になりそうな暑さを経験した生徒たちはとても寒そうでした。4泊５日、お疲れさまでした。