皆さまこんにちは。
本校ホームページをご覧いただきありがとうございます。西宮苦楽園高校が開校し2度目の春を迎えました。現在は、西宮北高校3年生と共に切磋琢磨しながら学校生活を送っており、異なる制服が肩を並べ、談笑しながら下校する姿を目にすると、微笑ましく、またありがたい気持ちに包まれます。
昨年度は、西宮苦楽園高校の開校記念式典を11月1日に開催し、各方面から「素晴らしい開校記念式典であった」と高い評価をいただきました。「苦楽園」という地名は、明治後期に当地を開拓した実業家、中村伊三郎が所持していた「苦楽瓢(くらくひょう)」に由来しています。明治維新の折、尊王攘夷派の公家・三条実美らが都落ちした際にこの瓢箪で酒を酌み交わして別れ、後に無事再会を果たしたことから“苦の後に楽あり”との故事にちなみ命名されたものです。そして「西宮苦楽園」の校名には、西宮・苦楽園の地域と共に生きる強い覚悟が込められています。
開校に向けては、約3年の年月をかけて「次世代にたくましく生きるための真の力とは何か」を問い続けながら準備を進めました。21世紀という不確実性の時代を生きていく高校生に対し、他者と協働しながら解決策、最適解を導き出す力を育て、自らの学びを設計し、評価し、さらに深めていくという「自律した学び」の機会を創出したい。そして、精神的、身体的、社会的に健康で幸福な人生「Well-being」の実現のために、プログラミングやICT、ビッグデータの活用などの知識と実践能力を身に付けさせたいと考え、「デジタルスキル」×「探究的な学び」を教育の柱とし、文理探究科1クラス及びDX部を新設いたしました。令和6年度には文部科学省事業である「DXハイスクール」に採択され、ハイスペックパソコンや3Dプリンター、プログラミング用小型ロボット等を完備したDXルームを新設。来年度には講義棟の完成も予定しております。
新たな高校づくりは決して容易な道ではありませんが、未知への挑戦には格別の喜びがあり、学校は活気に満ち溢れています。「Think Globally,Act Locally」の理念を掲げ、社会とつながりながら、「自己の在り方や生き方」、そして「より良い未来を築くために何ができるのか」という問いに真摯に向き合い、答えを探し求める。こうした真の学びを、生徒と教師が一体となって創造し、社会や地域の皆様の「Well-being」にも寄与できるよう努めてまいります。
西宮苦楽園高校のこれからに、どうぞご期待ください。
令和8年4月1日
兵庫県立西宮苦楽園高等学校
校 長 宮本 美枝子
