北高 校長室から 216 体育大会 #2 東京2020

体育大会 #1 の続きです。この投稿では、体育大会に出演してくれた「東京2020」マスコットに関する写真や動画を中心に載せます。

なぜ、2人のマスコットが遠く東京から来てくれることになったのかは、こちらの投稿をご覧ください。今日の体育大会での出番は30分×2本。1本目は、午前の部の最後。以下、冒頭の写真は、体育大会 #1 に載せたものと一部重複しています。

まずは、入場時の様子から。ミライトワとソメメイティは、A棟玄関からグラウンドに向かって出てきてくれました。

最初に驚いたのは、その動きの機敏さ。走るのも速いし、動作もキビキビしています。また、2人の息がぴったり合っています。さすがですね。

MCの方が進行してくださり、ミライトワとソメメイティの紹介がありました。次には、メインイベント、生徒たちといっしょに「東京五輪音頭2020」を踊ります。この音頭は、前回1964年の東京五輪音頭を現代風にアレンジしたものだとか。でも、メロディーは、「音頭」と聞いたそのままのイメージです。純和風。

「生徒たちといっしょに踊る」と書きましたが、最初は、予め決めていた各クラス2名ずつの代表者計28名が、トラック中央に出てきてミライトワとソメメイティといっしょに踊る予定でした。ところが、MCの方が「有志」を募ったところ、どんどん、どんどん増え、最終的には、全校生の殆どがグラウンドに出てきてしまいました。1年生に至っては、全員出てきたのではなかったかな…?

なので、上の写真のように、2人と生徒との距離は十分なものの、生徒たちのいる場所はちょっと「密」になってしまいました。急な想定外のことで、グラウンドを広く使うことができませんでした…。

下は、YouTube で限定公開している動画です。適当に撮ったものをつなぎ合わせただけの短いものではありますが、おおよその雰囲気は感じ取っていただけるのではないでしょうか?

メインである踊りが終わると、1本目の最後として、各学年の集合写真となります。実は、これにはわずか10分しか割り当てられていなかった上に、学年全体ほどの人数では、撮影までにかなりの時間がかかることが予想されました。3年生から始め、3年生は絶対に撮りたかったけれど、2年生や1年生は無理かも知れないと予想していました。

朝のスタッフの方々との打ち合わせで、「30分の時間は非常に厳格にします」と明言されていたのです。「予定より遅れたら、まだ途中でも引き上げます」と。着ぐるみの中の方の体調のこともあるのでしょう。私は自分の腕時計を何度も見ながら、「1年生は絶対ムリや…」と観念していました。

以下の写真ではよく分からないと思いますが、2人の近くから2人を見るときの生徒の嬉しそうな表情。もちろん、手を振ったりする生徒も多かった。この自然で素直な反応、もう本当にすばらしいと思う!

ところが、1年生まで全学年の撮影は終わりました。「時間を見間違ったかな…?」と思いましたが、そうではありませんでした。あとでチーフの方が教えてくださいました。「本当は7分超過していた。しかし、北高生の態度・反応がよかったので、特別に最後まで撮った」と。そうやったんや。やっぱり時間の見間違いではなかった。

確かに、何の反応もない、あるいは好意的な反応をしなかったら、「時間切れです」と切り上げるでしょうね。だって、朝にはあれだけ厳しく言われましたから。でも、今日の北高生の反応や素直な盛り上がりを見ていると、チーフの方の気持ちは分かります。

私にとって、北高生にそういう評価をしていただいたことは初めてではありませんでしたが、私は今日も、鼻高々。とっても嬉しかった。本当にこれが、北高生のいい点の一つだと思う。今日は、それ以外の来訪者の方からも、同様の意見をいただきました。だから、私の勝手な思い込みなどではない。みんな思うことは同じ。

さて、昼休みになって一旦引き上げた二人は、最後の演技である3年生のフォークダンスの中盤で再びグラウンドに姿を現しました。フォークダンスに引き続き、閉会式に出るためです。

閉会式のメインは、成績発表と表彰ですが、2人は私の両側に立って、表彰に立ち会ってくれました。程なく閉会式が終わると、まず2人にさようならを言い、2人は校舎に戻っていきました。

#1 に書いたとおり、体育大会自体もとてもよかった。で、それに更に加えて、この東京2020。ホ・ン・ト・ウ・に・良かった。生徒たちが喜んでくれて、そして、私の期待通りの接し方をしてくれたことが、最高に嬉しい。何度でも言うが、誇らしい。このような北高生の姿を世間に知って欲しい。

「今日はいい一日やった!」(私が今日のような気分の日に言う定型句)

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥