北高 校長室から 178 「フェイスシールド」
昨日朝イチで、姫路まで、北高の教員のための「フェイスシールド」を受け取りに行ってきました。県下の県立工業高校数校で、私たち県立高校の教員全員!の「フェイスシールド」を作ってくださったのです。神戸北高校の教員分は、県立姫路工業高校が作ってくださいました。こんな時期に、本当にありがとうございました!
「ウイルスと共存する新しい生活様式」、教員は教室内でマスクを着用することが求められます。しかし、マスクをしたまま長時間しゃべるのは、誰がどう考えても辛いです。そこで、この「フェイスシールド」の登場となるのです。けれど、世間ではずっと前から入手困難な状況がありました。
どなたの発想なのかも知らないのですが、それに従って作業をしてくださった工業高校の先生方に、感謝しかありません。(生徒休業中だったので、全て先生方の作業でした)
実は、「完成品」ではなくて、「自分で組み立てる」式なのです。上の写真に写っている、一点あたり8個のパーツで組み立てます。県立姫路工業高校では、「組み立て図」も用意してくださっているので、組み立て方も分かりやすいです。
上のパーツ、全て「市販品の寄せ集め?」と思われたとしたら、大きな間違いです。フェイスシールドの材料が不足しているなか、とても工夫がされています(本職に対して失礼な言い方ですが)。特に、基幹部分、庇のような透明のプラスチックフレームは、なんと、プラズマカッターで切削加工したものだとか…さすがですね。(英語の教員なのに「プラズマカッター」を知っているぼくは何なの?という話もありますが…実は1台欲しいのです・笑)
因みに、私が「姫工」に最後に行ったのは、県教委にいるころ、今から10年くらい前だったと思います。昨日改めてよくみると、ものすごく広い校地に、「実習棟」などが点在していて、とっても規模の大きな高校ですね。さすが、伝統校です。(県立姫路西高校の隣の立地です)
さて、下が完成状態です。最も重要なパーツ(透明プレート)が、(中に何も挟まない)ラミネートフィルムというのも、すごい発想ですね!
今朝、先生方全員に「パーツ」を配りました。一部の先生は、今日の授業から使っています。明日以降は、多くの北高の教員が、フェイスシールド着用で授業をしますので、生徒の皆さん、宜しくね。
上のような出で立ちとなります。モデルになってくれた二人の先生、ありがとう。来週から本格的な学校再開となりますが、感染予防には最大限の注意を払います。
兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥