北高 校長室から 173 学校再開と「SST」と「赤本」

先々週、5月20日に北高に生徒が戻ってきてから2週間、まだ変則的ではありますが、昨日から学校を再開しています。(昨日投稿できればよかったのですが、本業も忙しく、余裕がありませんでした…)

ということは、私はもう「緊急のお知らせ」を書く必要はなく、以前の「北高ブログ」に戻れるわけです。まだまだ完全に安心はできませんが、そんな意味も込めて、嬉しい気分が続いています。

今は2グループに分かれてはいるものの、全校生が登校してくる日々、本当に待ち遠しかった。3月初めを起点とすれば、約3ヶ月間も…。

さて今日は、まず1年生の様子、「北高の春の風物詩」とも言える(今年は6月になってしまいましたが)「SST」をご紹介しましょう。

初めて体育館のこの光景を見られ方は、去年の私と同じように、少なからず驚かれることと思います。「SST」とは、Special Study Training の略ですが、要するに「新入生オリエンテーション」なのです。(北高では、外泊する新入生オリエンテーションは行っていません)

この時期当然、前後左右のスペースは例年より大きくとっています。去年のSSTの様子(写真)と比べていただくと、違いは歴然としています。

色々な教員が次々と、「新入生心得」みたいなことを話します。時には、殆ど授業のような内容もあります。通常なら、それが1時間目から6時間目まで終日×3日間続きますが、この変則的な登校の時期、授業時間は40分になっているうえに、昨日と今日の2日のみ。今年は、かなり短縮、精選された日程・内容となっています。

写真でおわかりのように、全員と言える生徒が、背筋を伸ばして話し手の方を向いて、熱心に話を聴こうとしています。私も昨日最初に少し話をしましたが、彼らの「話を聴く態度」に(今年もまた)非常に清々しい好印象を抱きました。北高生、ホントにいいと思います。「なんかええやん」どころか、「絶対エエで 神戸北高」(笑)

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今日は、もう一点ご紹介します。これは、北高生自身に伝えたいのですが、昨日学校で配付された「進路通信(今年度)第1号」に載っていた内容であります。

大学等の「過去問」である、いわゆる「赤本」を今年度から図書室に移設して、より多くの生徒に利用してもらおうという作戦です。北高生のみなさん、昨日の「進路通信」、見ましたか?(北高サイトにも載せてるよ)

「赤本」は、図書室以外にも、(最新のものは)職員室にもあるわけですが、とにかく、精々利用しなさい。それから、上の図書室の写真、赤本と反対側の棚(最後の2枚の写真)には、「学校での勉強と関わりがある書籍」が集められました。特に「マンガ」だと、古典や歴史で習う難しい内容も、親しみやすく分かりやすいのではないでしょうか。

こんなふうに図書室に関しては、生徒が利用しやすいように色々改善できたらと、担当のK先生と話をしています。今後に期待してください✋

今日最後にあと2点のうちの1点目。下の写真は、北高のすぐ下にある「からと保育所」の入口前です。

最近掲げられました。「ころなういるすにまけないでね」。幼児が書いたこの文字、心に響きます。

最後にあと1点。昨日朝から、当「北高ブログ」と「北高サイト」(ホームページ)のトップページに、下の「アマビエ」を載せました。北高ブログの方では、アマビエは消えずにずっといます。アマビエが、神通力?を発揮してくれることを祈ります。

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥