最初に、ありのままの自分らしさを大切にすることをテーマにした絵本『わたしはあかねこ』をご紹介いただき、次いでセクシュアルマイノリティについて解説いただきました。後者のお話からは、性を男女の区別を前提とした二元的なものとして捉えるのではなく、多様な個人差(グラデーション)として捉えることが現実に即したものであることを学びました。
ご講演の後半では、幼いころから性別に違和を感じ、悩みや葛藤を抱えつつも最終的には自分らしく生きることを選択されたご自身の経験についてお話いただきました。さまざまな困難に遭遇する中で、周囲の理解、特に友人の支えがそれらを乗り越える原動力になったことを強調しておられました。