学校長挨拶 校長 松中 泰幸(まつなか やすゆき)
校長 松中 泰幸(まつなか やすゆき)学校長 ご 挨 拶

兵庫県立生野高等学校長  松 中 泰 幸

本校は大正2年(1913年)の創立以来、昭和、平成を経て、令和に入る今年度で107年目を迎えます。数多くの卒業生が国内外、各方面で活躍しています。生野銀山の最盛期は7学級の時期もありましたが、閉山(1973年)を経て、近年は人口減少の影響もあり、1学年2学級となっています。そんな中、昨年度から2月の特色選抜において「観光・グローバル類型」として全県を対象とした生徒募集を行っています。
来年(2020年)の東京オリンピックに向け、年間4千万人のインバウンド(海外からの旅行客)が見込まれています。そのような流れを受けて、大都市だけではなく、日本各地の魅力ある土地に旅行客が訪れるよう、国内で日本遺産が百カ所認定されることになっています。一昨年、「播但貫く銀の馬車道、鉱石の道」として朝来市を始めとする3市3町が日本遺産に認定されましたのはご存知のとおりです。
生野銀山や竹田城といった観光資源に恵まれた朝来市にある生野高校から、地域の魅力を発信できる語学力やコミュニケーション能力、しかも、グローバルな視点を持った高校生を育てていこうということで「観光・グローバル類型」をスタートさせました。
一方、3月入試においては従来と同じ第5学区の複数志願選抜ですが、「地域探究類型」として、基礎学力の充実を図りながら、新たに課題解決型の学びを採り入れ、解決策を提案できる発信力ある生徒の育成を図ります。
また、この3月末には、文部科学省2019年度「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」推進校(全国で20校、3年間)の採択を受けました。「鉱山町生野発 未来型課題解決能力を持つ地域の担い手を育成するIKUNOモデルの研究開発」と題し、コンソーシアム(学校を取り巻く共同体)の支援を受けながら、全国で人口減に悩む地域にある高校のフロントランナーとして、「IKUNOモデル」の研究開発に取り組むことになりました。
これまでも同じ文科省の「英語教育強化地域拠点事業」(平成26~29年度)や「SGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校」(平成27~31年度)の指定を受け、地域と連携した英語教育、英語検定試験や各種コンテストにおいても、語学力や発信力ある生徒の育成に成果を収めてきました。更に昨年度は県教委より「ひょうごスーパーハイスクール」の指定を受け、国内外の大学・企業・地域と連携しながら、観光をテーマとしたグローバル教育を展開してきました。
こうした実績を元に、引き続き文科省の支援、そして県や地域の支援をいただきながら学校づくり、人づくりを進めてまいります。伝統校ではありますが、常に新しいものを採り入れて、バージョンアップを図ります。今後の生野高校にご注目いただくとともに、引き続きご支援ご指導を賜りますようお願いいたします。