学校長挨拶 福田 孝善(ふくだ たかよし)
福田 孝善(ふくだ たかよし)学校長 ご 挨 拶

兵庫県立生野高等学校長  福田 孝善

 このたび第26代校長として着任いたしました。今年度で創立から108年目を迎える伝統校である本校に赴任したことに喜びを感じるとともに、その責任の重さに身が引き締まる思いです。
 本校では、大正2年(1913年)の創立以来、数多くの卒業生が国内外、各方面で活躍しています。生野銀山の最盛期は7学級の時期もありましたが、閉山(1973年)を経て、近年は人口減少の影響もあり、1学年2学級となっています。そのような中、平成30年(2018年)度には「観光・グローバル類型」に改編し、2月入試で全県を対象とした生徒募集を行っています。「観光・グローバル類型」では、生野銀山や竹田城跡など観光資源に恵まれた朝来市にある生野高校から、地域の魅力を発信できる語学力やコミュニケーション能力、さらにはグローバルな視点を持った未来を切り拓く人材の育成を目指しています。一方、3月入試においては従来と同じ第5学区の複数志願選抜における「地域探究類型」として、基礎学力の充実を図りながら、新たに課題解決型の学びを採り入れ、解決策を提案できる発信力ある生徒の育成を目指します。
 本校はこれまで、文部科学省から「英語教育強化地域拠点事業」(平成26~29年度)や「SGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校」(平成27~30年度)の指定を受け、地域と連携した英語教育、英語検定試験や各種コンテストにおいても、語学力や発信力ある生徒の育成に成果を収めてきました。また、県教育委員会から「ひょうごスーパーハイスクール」(平成30年度)の指定を受け、国内外の大学・企業・地域と連携しながら、観光をテーマとしたグローバル教育を展開してきました。そして、昨年(2019年)度には、文部科学省から「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」推進校(全国で20校、3年間)の採択を受けました。現在、「鉱山町生野発 未来型課題解決能力を持つ地域の担い手を育成するIKUNOモデルの研究開発」と題し、コンソーシアム(学校を取り巻く共同体)の支援を受けながら、全国で人口減に悩む地域にある高校のフロントランナーとして、「IKUNOモデル」の研究開発に意欲的に取り組んでいます。
 学校にも“不易と流行”がありますが、生野高校は脈々と受け継がれる素晴らしい伝統を大切にしながらも、そこに安座することなく、新しい時代をしなやかに生き抜く人材を育成するために常に進化を遂げています。今後の生野高校にご注目いただくとともに、引き続きご支援ご指導を賜りますようお願いいたします。