JICA関西において、グローバルルサーチⅠ受講生1名が、「第13回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」に参加しました。8月8日は、上智大学人間科学部教育学科教授の田中治彦氏による基調講演「SDGs-国連持続可能な開発目標」、分科会①で同じく田中氏による「援助する前に考えよう」のワークショップに参加しました。9日は、分科会②でシチズンシップ共育企画代表の川中大輔氏による「学校で学ぶ政治参加」のワークショップ(下写真)、分科会③で兵庫県教育委員会事務局人権教育課の今川美幸氏による「『豊かに共生する心』を育てる」のワークショップに参加しました。
〈生徒の感想〉
8日:東京みらいフロンティアツアーの、味の素での講義で少し話があったが、今回SDGs(Sustainable Development Goals : 持続可能な開発目標))の成り立ちなど、幅広く学べたのは良かったと思う。グループワークでは、SDGs17個を先進国、途上国の立場で重要だと思う順にランク付けして意見交換したのが心に残っている。グループには自分以外に教員をされている人たちがいたが、みんなそれぞれ違う意見を持っていた。国の視点で見たので、国を動かす難しさを知ることができたと思う。また、援助についても考えた。援助する方法、援助したい先の状態、自分たちの状態など、色々な条件がうまく合わさってこそ援助できることを知った。さらに、参加型の開発、援助についても初めて知ることができた。そして、ここでは意見が対立したので自分の意見を主張できるいい経験になった。
9日:政治参加のワークショップでは、日ごろから政治参加について考えられることを知った。国政がニュースに多く取り上げられているが、身近なところでも請願などができることを改めて感じさせられた。そして、ワークショップでは取り上げられなかったが、海外の独裁国や内戦国のことを忘れてはいけないと思った。今後も多文化共生について考えるのも面白いだろうと感じられた2日間だった。