平成28年8月4日 東京みらいフロンティアツアー2日目

東京みらいフロンティアツアー2日目は、ツアーのハイライトでもある6つのコースの訪問学習です。事前に各自が希望したコースを選び、約10名で学習できる恵まれた環境を生かし、東京でしか経験できない主体的な研修を行うことができました。

コースⅠは、午前にアジア開発銀行を訪れ、インフラと貧困をテーマにアジアを中心とした経済状況と銀行からの融資の話を聞きました。午後は幕張にあるアジア経済研究所でベトナムを中心にアジア経済の現実や日本企業のベトナム進出における現実と課題について学びました。

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コースⅡは、午前に神奈川県川崎市にある㈱東芝本社事務所を訪れ、海外勤務経験の豊富な講師から海外で貢献することの意義や苦労の話を聞きました。また、近接の東芝未来館にも行き、体験授業を受けました。午後は丸紅㈱を訪れ、事業内容の説明に続いて、本校OBの社員の方から「世の中のことを鵜呑みにするな」という温かくも強いメッセージをいただきました。

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コースⅢはコースⅡと一緒に午前に㈱東芝を訪問し、理系的な内容の研修を行いました。午後からは国連UNHCRを訪れ、インターンの学生の皆さんと一緒に難民問題の現状と課題について議論しました。事前学習で準備していた質問をインターンの学生にぶつけることで議論の質も上がり、とても有意義な研修になりました。

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コースⅣは企業が目指す環境を考慮したまちづくりをキーワードに、午前に川崎重工㈱において水素ガスを用いた将来に向けたエネルギーに焦点を当てた企業理念について講義を受けました。午後は清水建設㈱へ移動し、清水オープンアカデミーに参加し、ビオトープの重要性を考慮した建築物やまちづくりについて学習しました。

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コースⅤは、医療系に進学を考えている生徒を中心に2か所を訪問しました。まずは東京大学医科学研究所を訪れ、本校OBでもあり世界的な癌研究の権威でもある田原教授から貴重な講義を受けることができました。午後からは第一三共製薬ミュージアムで医療面から考える薬の役割や製薬のプロセスについて体験的な学習を行いました。

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コースⅥは筑波へ移動して、物質・材料研究機構を訪問し、本校OBの魚崎教授から電池を例にエネルギー効率を考慮した化学の講義を受けました。電池にかかわる化学的性質を知るうえで電子顕微鏡を活用する重要性について学び、さらに実際に実習させていただき、研究者がされている実験の難しさや工夫について経験することができました。

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各コースとも非常に充実した研修を行うことができ、社会で活躍されている多くの方々からありがたいアドバイスもいただき、将来に向けたモチベーションを大いに上げることができました。明日の最終日は、希望者を対象に本校OBの東京大学在籍生による東大キャンパスツアーを実施し、自由に考えたコース別に研修を行う予定です。

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