平成28年2月24日創造基礎・応用ⅠL FW「G7神戸保健大臣会合開催200日前フォーラム~感染症との闘い~」

神戸国際会議場国際会議室において、未来創造コース1期生(2年)1名と未来創造コース2期生(2年)4名が、「感染症との闘い 神戸・ひょうごから、グローバル・ヘルス・ガバナンスを考える」フォーラム参加しました。グローバル化の進展により、エボラ出血熱などの感染症が急速に広がる可能性が高まりました。その対策としてグローバル・ヘルス・ガバナンスとして、WHOや各国政府がどのような取り組みをすべきかを考えるフォーラムでした。シエラレオネ政府担当者および病院医師によるエボラ出血熱への対応に苦慮したお話と、WHOの取り組みについて、WHO本部の方から詳しいお話がありました。最後にWHO神戸センターのアレックス・ロス所長に挨拶をし、お話をさせていただきました。

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〈生徒の感想〉

今日のグローバル化は感染症においても例外ではなく、国際規模での健康管理が問題となっている。今回はそうした問題ついての貴重なお話を頂いた。全体を通して強く言われていたのが、ローカルとグローバルの繋がりだ。感染症が発生した場合、地域社会と国際社会が協力し対処していかねばならない。そこで欠かせないのが、ローカルコミュニティとグローバルコミュニティにおける信頼関係だそうだ。それは最終的には個人と社会の信頼関係、とも捉えることができるだろう。そこで気になったのは、情報提供についてだ。未知の感染症に対して、私たちは恐怖する。WHOの方は過度に恐怖を与えないような形で情報を提供していきたいといっていたが、メディアなどの報道も重なり、どうしても私たちは恐怖してしまうだろう。そこで大切なのは、本フォーラムでもいわれていたが、感染症を過度に恐れず、侮らないこと。加えて、私たち個人の情報リテラシーも大切であると感じた。

今回のWHOの講演会ではいろいろなことを学ぶことができた。4人の方にお話を伺い、共通に言っていたことは「地域のコミュニティが低かったので地域社会と病院が繋がることは大切」だという事だ。2014年頃に流行ったエボラ出血熱は知識がない、検査するのがとても遅い、埋葬の習慣の違い、などが挙げられていたが、地域のコミュニティが低いので監視システムが弱かったり、学校に行かず家にこもっていた人もいたそうだ。それにより、地域の人たちとヘルススタッフの信頼関係はあまり良くなかったそうだ。このようにして、エボラ出血熱が大流行したと言っていた。これは感染症だけでなく、日常生活でも当てはまると思った。自分から積極的に人と関わると、他人のまた違った意見を知ることができる。また、今、自分のまわりに何が起こっているのかが手っ取り早く知ることができる。このように周りの人とコミュニティを取ることは積極性を養うだけでなく、医療の場でも役立っていると思った。とても、衝撃を受けた。今回、学んだことを今後の生活に生かしていきたい。

まず今回のフォーラムに参加させていただいて、本当に良かったと思いました。神戸センター長、エボラ熱を現地で治療した医師の方などの講演を聞けて、他では絶対経験できない貴重な体験でした。エボラ熱が流行した時はさすがに知っていましたが、今問題になっているジカ熱のことはあまり知りませんでした。それが脅威になっているという話を聞いて驚きました。私はまたまだそういった情報を知らなかったようです。質疑応答の時間、どうすれば対策できるかという質問に対して、講演してくださった皆さんが「まず情報を知ることが一番だ」とおっしゃっていました。知らなければ防ぎようがない、その通りだと思うので私も世界のニュースにアンテナを張っておかないといけないと思いました。

今日、WHOの「感染症との闘い」というフォーラムに参加した。所長のアレックスさんのお話でジカ熱という言葉を初めて聞いたような気がしたので、もう少し世の中の動きに着いて目を向けるべきだと感じた。第一部のお話ではグローバル・ヘルス・ガバナンスや様々な感染症について知ることができた。グローバルな現代社会でどのようにして感染症の流行を防ぐのか、それは多くの国家が協力して様々なことを一元化・一本化することが重要だと思った。そのグローバル・ヘルス・ガバナンスをする上で、ローカルでのヘルスサービスが十分にされることが必須だということを知った。第二部のお話はエボラ出血熱についてだった。あまり知ることが出来なさそうな現地のことについて知れたので良かった。現地の人々はWHOのスタッフから感染すると考え治療を拒んだり、情報が回らなかったりしたことでエボラ出血熱が流行したそうだ。知識や資金、設備や人も無く対応まで時間がかかったことも原因の一つだそうだ。そのためあらかじめ計画を立てることが大切だと言っていた。また現地の人々の信頼を得ることも重要で、WHOのスタッフが一方的に行動するだけでは受け入れられにくいのだと感じ、簡単にいくことではないなと思った。ひとり一人が健康や感染症について関心を持つことが大切だと感じた。今後地球温暖化の影響などで感染症の流行する地域が広がることが懸念されている中で、感染症は他人事ではないと思った。

今回のWHOのフォーラムでは、4人の方のお話を聞きました。感染症のお話をしていただきました。ジカ熱というのが今流行しているらしく、ニュースで少し聞いたことがあるなという程度だったのですが、症状やどれだけ拡散しているのか聞くことができました。韓国で出た人がてできたそうなのですが、その人は仕事で海外に行っていたそうです。その国が、どれだけ衛生的であっでも、安心したらダメなんだなと思いました。また、エボラ出血熱で流行っていた時の現場のお話も聞きました。その中で情報の大切さを知りました。それも正確な情報です。マスメディアの過剰な表現も問題視されていました。けれどもそのような正確な情報を得るためには、病院を信頼することが大切だということがわかりました。また、これらの発表は初めの方以外英語で、同時通訳で私達は聞いていましたが、会場の方で質問をされていた方々は、ほとんどの人が英語で質問していました。その姿にすごく感銘を受けました。そのため、英語をしっかりと話せるようになりたいと思いました。

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