大阪国際交流センターにおいて、未来創造コース1期生(2年)8名と2期生(1年)2名、グローバルリサーチ受講生(1年)9名が、「ワンワールド・フェスティバル for Youth 2015」に参加しました。コースの生徒はポスターセッションとブース出展を行いました。ポスターセッションは本校SGHプログラムのベトナム研修で取り組んだベトナム農村の衛生環境についての探究活動や「中水道」を活用した改善策の提案を行いました。ブース出展では本校のSGHプログラムの紹介やAWEP(アジア女性自立プロジェクト)で取り扱うフェアトレード商品の販売を行いました。プレゼンテーションは優秀賞を受賞し、フェアトレード商品は12,850円売り上げました。
以下は生徒の感想です。
今回は、ポスターセッションというかたちで、このイベントに参加した。ポスターセッションという形は久しぶりで、緊張もしたが対話というかたちで自分の提案をある程度は伝えられたのではないかと思う。様々な視点から質問を頂くことができ、非常に刺激的な時間だった。勉強の量を評価していただき優秀校に選出されたが、入賞者のプレゼンの中では、至らないところも多く、内容を伝えきれず残念だった。難しい問題を、いかに噛み砕き、多くの聞き手に理解してもらうためにはどうすべきか。そういったことが今後の課題となりそうだ。
ブース出展でAWEPの協力を得てフェアトレード商品を販売しました。そこでは物を売る難しさを実感しました。来てくれた人の目にとまるように商品のポップを作ったり、コルクボードを使ったりしましたが、説明が拙かったためあまり売ることが出来ませんでした。もっと積極的にコースの活動内容を伝えたり、商品をどう説明したら買ってもらえるかをもっと考えたりしたらよかったと思いました。また、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの代表である中島さんに、児童労働についての話を聞くことができました。論文に活かせるかは分かりませんが、参考にさせていただきたいと思います。
「ワンワールドフェスティバル for youth」に参加して他の国についてや、世界全体について知ることができた。まず最初に参加した世界100人村。意外と土地、人、富は考えていたのとずれているなあと感じた。それを体感できて楽しかった。先輩方が中心となって行っていたワークショップ「イスラムって何?」。そのタイムリーな疑問を解決してくれた。イスラム教ではなくムスリム、日本にとってのビジネスチャンスなど知らなかったことを知れて面白かった。ブースやカフェもいろんな文化、現状を知れてよかった。今回私が参加して最も衝撃的だったのがミシェルさんの少年兵のお話だ。子供たちが実際に誘拐される、戦っている、悲しくなった。何の罪もない子供たちなのに、まだまだ未来があるのに。しかし先週参加したボランティアで戦いの原因が自分たちが使っているものの資源だと知っていたので、自分の生活で世界が変わってしまうんだと改めて感じた。。悲しい現実を減らすために、支援活動を応援したり、意識したり、直接的じゃなくても自分にできることをしたいと思った。今日参加してみて、どんどん自分の中での知識がつながっていくのを感じた。それを世界を変えるために使っていきたい。
今日はイスラムについてワークショップと少年兵についての講演会に参加しました。 ワークショップで私たちは今までイスラムについて全然知らなかったということが分かりました。まず、基本的な知識として、イスラムというのは宗教ではなく、すべてにおいての生きる基準をあらわしたものだということです。また、イスラムの考えに従っている人々のことをムスリムといい、その方々はとてもフレンドリーだということを知りました。実際に今日初めて会ったというムスリムの講師の方々同士がとても仲良くしているのを見て、実感しました。講演会では、実際に元少年兵だったミシェルさんからのビデオメッセージを交えながら天野さんからお話を聞きました。幼い子が誘拐されて、麻薬で洗脳され、毎日厳しい訓練をするという少年兵のあまりにもひどい現実に目を背けたくなるような思いでした。しかし、私たちはこのような問題についてもっと学ぶべきだということを知りました。日本にとって全く関係がないというわけではないからです。例えば、日常生活で使っている機械の部品は紛争の原因となっていたものかもしれません。少年兵についての問題でも言えることですが、あまのさんからの話で印象に残っていることがあります。それは、私たちにできることはたくさんあって、世界は簡単に変えられるということです。例えば、周りの人とハイタッチするだけでお互い笑顔になれるということです。これも1つの小さな変化です。心の持ちようでいろいろなことが変わってくるということだと思います。この考え方をこれから大切にしていきたいです。