平成27年10月12日OWF for Youth 「神戸ムスリムモスク」FW

神戸ムスリムモスクにおいて、グローバルリサーチ受講生(2年生)2名が、神戸ムスリムモスク理事長 新井アハサン氏とゾルカナイン氏からイスラムについてお話を聞きました。これは、「ワンワールドフェスティバル for Youth 2015」で本校生徒が実行委員としてワークショップを担当し、その中で「イスラムにふれよう」というテーマで実施するために、イスラムについて学ぶために訪問しました。以下は生徒の感想です。

本日は神戸ムスリムモスクに行きお話を伺ってきました。実際にイスラム教の方からお話を聞いて、とにかく驚いたことがたくさんありました。特に印象に残っているのは、向こうの方のおっしゃった「日本とイスラムは似ている」というお言葉です。それまではまるで違う世界のように感じていたのですが、清潔さ、挨拶、マナーなど共通する部分があるんだと驚きました。他にも、水の飲み方が決まっていること等新鮮なことばかりでした。今日聞いた話を活かし、良いワークショップにしたいです。

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イスラムのことについてお話を聞き、生活の隅々にまでイスラムの教えが行き届き、タブーには意味や目的があることを知りました。たとえば、豚は食べてはいけないのに牛や羊は食べてもいいという違いは、育てるときにその動物が植物を食べているかどうかが関係しているそうです。そもそもイスラムで食べてはいけないものは、人間の体に毒のあるものなので、イスラムの方でなくても大体の人は食べてないものが多いそうです。また、お酒が禁止されている理由は酔っぱらってしまうと善悪の区別がつかなくなり、責任ある行動が出来なくなるからという一般的に見習いたい内容でした。服装に関しても、ただ女性は顔以外隠さなければならないということではなく、家族の女性同士の間ではへそから膝まで隠すだけでいいし、金やシルクは女性だけが身に付けられる装飾品だともわかりました。一般的に男性の権利の方が強いと思われがちですが、女性の稼いだ財産などは自分の好きなことに使え、家庭の生活費などは男性が責任もって賄わなければならないなど、相互の関係だなと思いました。日本と似たところも多数あって、清潔であることやマナーを大事にすること、挨拶をすることなど、人間の根本的な大切なことは万国共通なんだなと思いました。全体的に厳しそうなイメージのあったイスラムでしたが、そのルールは、どんな国の人でも守るべき大切な考えなんだなとわかりました。

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