本校講堂において、「第5回未来創造シンポジウム」が開催されました。大阪大学副学長の下田正教授をお招きして、学校関係者、中学生・保護者合わせ200名以上のご参加をいただき盛況に会を進めることができました。年度当初のお忙しい中、ありがとうございました。以下はシンポジウムのプログラムです。
1 ポスターセッション
総合科学類型4期生(3年)、未来創造コース1期生(2年)
2 基調講演 「未来を創造する高校生に求められる力とは?」
大阪大学副学長 下田 正 教授
3 創造科学科について
創造科学科推進委員長 大澤 哲
3 学校設定科目「創造基礎」「創造応用」の取り組み 生徒発表
(1)「クレーターカウンティング法による月の年代測定」
未来創造コース1期生(2年)自然科学分野発表班
(2)「尖閣諸島をめぐる日本と中国の見解の相違について The differences between Japan and China through the issue of Senkaku Islands」(英語による発表)
総合科学類型4期生(3年)
(3)「教科書通りに形成されない鉄の不動態」
総合科学類型4期生(3年) 化学研究班
〈余興〉未来創造コース(創造科学科)紹介漫才
4 パネルディスカッション「未来を創造する高校生に求められる力とは?」
司 会 総合科学類型4期生(3年)
パネラー 大阪大学副学長 下田 正 教授
類型4期生(3年)2名、コース1期生(2年)2名、コース2期生(1年)2名
〈交流会〉食堂で1~3年で交流
以下は生徒の感想です。
下田先生の基調講演を聞いて、これからの「創造」の授業が楽しみになってきました。「なぜこうなるんだろう?」と思ったことはこれからは自分で確かめていければいいなと思いました。そして、大学入試に出る・出ないに関係なく学んでいきたい。また、パネルディスカッションではびっくりしました。相手が大阪大学の教授の先生であっても自分の意見をしっかり伝える先輩たちを見て、自分もそういう人になりたいと思いました。
3年生文系の英語による発表は、発音がとてもよく、かつ聞き取りやすい話し方でさすがだなあと思った。日本側の立場だけでなく、中国側のことも研究されていてすごいなと思いました。
何事も専門家に任せてしまうのではなく、自らが色々なことに興味を持って調べたりすることが大切なのだと改めて感じました。私自身、今学校で習っている物理や数学などが将来役に立つのだと思っていました。しかし、高校で基礎をしっかりと学んでおくことで、応用することができ、習ってきたそのような科目がいかされるのだと感じました。
ポスターセッションは中学生が聞きに来てくれたのですが、他の班員が説明してキョトンとしていたので、私が後付けで説明すると、急に目が変わったので、「わかったかな?」と聞くと自信を持ってうなずいてくれたので、うれしかったです。これがわかったときの顔なのかと今更ながらわかりました。
私は今回のパネルディスカッションの司会を務めました。司会も途中からは台本がなくアドリブでの進行ということで非常に難しかったです。その分、得るものもあったかなと思いいます。後輩のみなさんに伝えたいことは、このパネルディスカッションにぜひ参加してほしいということです。去年はパネラーとして参加して失敗もしましたが、成長できるし何より楽しいです。パネラーの席が取り合いになるぐらい積極的になってください。