平成27年2月7日ワンワールドフェスティバル

関テレ扇町スクウェア・北区民センター・扇町公園において「第22回ワン・ワールド・フェスティバル」が開催されました。2日間あるプログラムのうち、1日目に未来創造コースの生徒5名が参加しました。まず、「考えよう これからのESD」のプログラムに参加し、大阪府立今宮高校の発表、前ESD世界大会推進局長 浅井孝司氏による基調講演と大阪府立大学人間社会学研究科准教授 伊井直比呂氏によるユネスコスクール世界大会の報告を聞きました。生徒も質問したり、ESDについて知る機会になったりしました。その後、各自でセミナーやブースを回りました。

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そして、夕方からはESDワークショップに参加し、「持続可能な社会を学ぶ」ためのさまざまな方法についてグループで学習しました。

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以下は生徒の感想(一部抜粋)です。

今までは国際的協力に関わる仕事をするのなら、大学は国際関係の学部で就職はJICAや国連、いくつかのNPOになるのかなと思っていました。でも今日色々なブースが出ているのを見ていると、国際協力などについて学んでいたり何かアクションを起こしている学生は経済学部で発展経済学をとっていて国際関係の学部でなくても国際協力について学べること、国際協力を行うNPOはたくさんありそれぞれ違う国や観点で独自のプログラムを行っていることを知りました。これは私にとっては大きな発見でどんな道に進んでも自分が望めば国際協力に関わる勉強や仕事は出来るのだと思いました。

私はスタンドアップテイクアクションのブースに興味を持ちました。これは、貧困解決にむけて立ち上がる意思表示をするため写真を撮り、それをstandupという企業が政府に送り、みんなの声としてとどけるという活動です。このポスターを見て、クラスや学年で写真を撮り、少しでも貧困の人々の助けになりたいと思ったので、ロングホームルームの時間に写真を撮る提案をしてみようと思います。

1つ目は国際問題は身近であるということを再認識したことです。グローバル化は日々進行しています。そんな中、自分達はその問題を解決していく立場です。また、企業の方やfree the childrenの方とお話しした際、高校生の頃からこのような問題に取り組むとはすごいとの声が聞くことができました。まだまだ自分には改善すべきだと思う点はいくつもあります。しかし、高校生の時にしかできない考え方で今から国際問題という答えのない問題に取り組んでいきたいと思いました。 2つ目は初めて出会った人たちと共に議論を交わし、自分の意見を言うことは難しいことだと思いました。しかし、僕たちは今から初めて出会う方と共に議論を交わし答えを導かなければなりません。それこそ、今日のワークショップで出た「勇気」や主体性が必要だと思いました。何もかも基本は学校生活と同じです。だから普段の学校生活でもっと主体性を身につけるべきだと感じました。

浅井さんの話では、「自分たちで課題を発見し、解決する力」のことや、岡山県がESDについて活動的なこと、地域創生でESDが実践されていることが印象的だった。パン・アキモト 「救缶鳥」のブースでは、大量に捨てられてしまう非常食(特に政府・企業の)をきげん前に回収し、必要とする場所に届けようという試み。乾パンと違い、しっとり美味しかった。いろんな企業が、各企業なりにCSRを考えていると感じた。

JICAと繋がりのある二つの企業のセミナーを聞いた。一つは蒟蒻をラオスで栽培しようと試みているということで、そのことについて聞いた。人とコミュニケーションを持つために一番大切なのは、繋がろうという強い思いなのだということを、お話を通じて感じた。二つ目は俗にいう「3K」企業が3Sによって生まれ変わった体験談の様なものを聞いた。社長にお話を聞いたが、その人の喋り方には何か聞き手を引き込むものがあり、私も思わず聴き入ってしまった。これからの参考にしていきたい。それから、三校合同での「ESDワークショップ」。身近なトピックから、ESDというものに切り込んだ。ついつい自分の意見を出し過ぎてしまったが、発表の際、反論をしてもらえたので、成功だったかなと思う。国際化していく社会において、しっかりと自分の頭で考えて、未来について考えることが大切なのだ、そんなことを感じさせられた一日だった。

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