平成26年12月26日ONE WORLD FESTIVAL FOR YOUTH見学

大阪国際交流センターにおいて開催された「高校生のためのワン・ワールドフェスティバル」に総合科学類型4期生13名と未来創造コース1期生2名が参加しました。4期生の先輩は、ギャラリーでパネル展示を行って研究発表を行い、また、ブース出展ではシリアのフェアトレード商品「アレッポの石鹸」の販売を行いました。さらに、高校生によるプレゼンテーション大会では4期生が難民の定住政策について研究発表を行いました。コース1期生の生徒はプレゼンテーション大会の見学したり、先輩のブースをはじめ、各ブースを回りました。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンのブースでは立命館宇治高校で知り合った中島早苗氏に再会しました。以下はプレゼンテーション大会に対する生徒の感想(抜粋)です。

ワンワールドフェスティバルに行って一番驚いたことは、みんなのプレゼン能力の高さです。ほとんど原稿は見ずにゆっくりはっきりと話し、観客に伝えようとしているのがよく分かりました。中には汚れた水を飲んで虫が体に寄生したときの実演をしてした人もいました。まず、ハザードマップを作ったグループは、オススメの安全ルートを提示するのではなく、道幅などを調べて危険エリアを定め、避難者がルートを選べるようにしていたのがすごいと思いました。災害のときは何が起こるか分からないので臨機応変に使えそうなマップだと思います。次に、フィリピンのスモーキーマウンテンを研究したグループは、スマホゲームのアプリを作り、ゲームを通じて楽しんで現状を知ってもらおうとしていました。また、アプリ内での課金で得た収入を寄付するという案も良いと思いました。スマホゲームと聞いてとても身近に感じることが出来ました。そして、発展途上国でポリグルを使って汚い水を綺麗な水にして売るという提案をしていたグループでは、この計画を実現させるためにかかるお金を計算して具体的に考えていた所がすごかったです。利益も大切ですが、それ以上に人のことを大切にする会社をクローズアップしているようなので実現させてほしいです。今回私が学んだことは、テーマとなる問題を探す→詳しく調べる→誰も考えたことのないような提案をする→具体的に計画する、という研究の流れと発表の仕方です。これを今後の参考に頑張りたいです。

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「平和」という漠然とした難しいテーマについて考えていたり、フィリピンが抱える「スモーキーマウンテン」という問題を世界の人に知ってもらうためにスマホのゲームアプリをつくるという革新的な提案が出されていたりして、とても面白かったです。また、どの高校の人もプレゼンの仕方が上手かったです。例えば、実際に体を動かして文字だけでは分かりにくいことを分かりやすく説明していたり、聞いている人に「伝えよう!」としているのがよく分かりました。質疑応答でも、みんな聞かれたことに対してはっきり答えていてすごいなと感じました。来年は私たちもそこで発表するということなので参考にしたいと思います。今日のプレゼンを聞いて私が一番共感したことは、「もちろん私たちが利益を得るのも大切だが、その向こう側で過酷な状況で労働をさせられている人がいるということも頭の片隅において思いやり、互いに利益を得られるようにしなければならない」ということです。このプレゼンは、「ファストファッションは、低価格で手に入れやすくて人気だが、実はその裏ではフェアトレードがおこなわれていない」という内容でした。私もよくファストファッションのブランドを利用しますが、今までそんな背景など考えたことがなかったので、もっとこれからそういったものにも厳しく目を向けていかなければならないと思いました。

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カテゴリー: 未来創造コース1期生   パーマリンク

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