神鉄長田駅魅力向上をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)の5班4名とボランティア生徒が、神鉄長田駅前の空き地にて、ブレンドコーヒーとクッキーの販売を実施した。また、改札前の空き店舗にて万年筆体験会を実施した。今回の実践活動は、ペンカフェとしては2回目、テストトライアルを含めて3回目となる。ホットコーヒー(300円、学生には100円割引)の販売と、駅近くの洋菓子店クロカンブッシュから菓子を提供していただき、委託販売を行った。結果、コーヒー58杯と90個準備した洋菓子を完売することができた。また、万年筆体験では、ナカザワ文具店から試し書き用万年筆を20本お借りして、40名以上の方に筆を持っていただいた。
神戸沿線モヨウガエ https://www.kobe-cube.jp/
〈生徒感想〉
今回、2回目のNAGATA pen caf?、そして4回目のイベントを行わせていただきましたが、私が感じたことが2つあります。1つ目は、「自分はもう少しボランティア精神を養うべき」だということです。少なくともこの取り組みはお金儲けを念頭に置いているわけではないですが、協力してくださった皆様に人件費を一切お支払いしない状態でイベントを行ってきました。私たちが高校生だからといえ普通だったらあり得ないことですが、皆様のご協力が無ければ今回の取り組みは成立しないもので、自分も対価だけを求めて生きていくのではなくボランティア精神を備えた人間になりたいと思いました。2つ目は、「課題点、反省点が多いということは悪いことではない」ということです。前回よりコーヒーの売上が伸びなかったり、準備に手間取ってしまったりなど今回も反省点が沢山ありました。間違いなく今までの私であったら、結果だけを見て落胆していたと思います。しかしこの活動を通して、結果からたくさんのことを考察して次への改善点、自分自身の経験として身につけることこそが大切なのだと気づくことができました。神鉄の方をはじめ、駅活チャレンジャーの上野さん、喫茶あおいの恒松さん、三菱電機の方、地域の方などたくさんの人に協力をしていただきましたが、0から1を生む大きなプロジェクトに携わらせていただけたことを本当に光栄に思っています。
前回とは違って、かなりしっかりした作りの部類の万年筆をたくさんの方に試していただいたこともあり、万年筆に対する偏見を取り払い、万年筆のいいところをより強く感じていただけたという実感があります。加えて、資料やイロモノ万年筆も用意できたので、実際の反応から見ても、より多くの人に興味を持っていただけるような企画にできたかと思います。前回と比べたときに、もう一つ成功と言えるような要因を挙げるとするなら、コーヒーをお買い上げいただいたお客様のほとんど(少なくとも40人)に、万年筆の試し書きを体験いただけたことがあります。万年筆の試し書きが魅力的だったからかどうかは不明ですが、少なくとも屋台からの誘導は前回から大幅に改善されたかと思っています。