令和4年11月26日「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022」

奈良女子大学において、創造科学科7期生(1年)3名が、奈良女子大学教育システム研究開発センター(連合教職大学院)主催、日本航空株式会社・産学連携部・意識改革推進部協力「協働探究ラウンド・テーブル奈良2022」に参加した。全国から64名の高校生が集まり、大学・高校教員等と大人と一緒に「ラウンド・テーブル」を実施した。アイスブレイクのあと、第一部「飛行機は どのように 運航されているのか」では、航空運航についてどのような職員が関わっているのかを確認したうえで、「グループワーク(1)定時性・快適性・効率性の三つをどう満たすのか」を実施した。生徒と大人で4人1組となり、テーマについて議論し、発表した。続いて第二部「ようこそJALOODAの世界へ」では、グループワーク(1)での発表を踏まえ、日本航空株式会社産業連携部の長谷川氏と同航空部機長の片桐氏から「JALOODA」について対談が行われた。そして第三部「『JALOODA』の翼に乗って飛び立とう」では、「グループワーク(2)そのとき、君は、君たちは?」で実際のトラブルを題材にワークショップを行い、発表した。最後にふりかえりとして、「翼」をモチーフにした工作を行い、参加者全員で記念撮影を行った。

〈生徒感想〉

多くの人がサバイバルモードで生きている中、愛モードで生きることが大切なのだと知りました。以前から僕は、理性と本能について、現代の日本人の多くが社会性を重視して、新たな挑戦やアイデアが生まれないということから、自己の欲望を抑圧しすぎだと考えていて、本能→サバイバルモード、理性→愛モードというふうに捉えると、片桐さんの意見である、現代人はサバイバルモードで生きすぎているという意見に反していました。しかし、僕の意見と片桐さんの意見は、論点が微妙に違っていて、僕の意見は自分の良いと思うこと、自分軸で生きることを肯定していて、片桐さんの意見は論理的に考えることも大事だが、思いやりを持って時に理屈に反することでも直感的に良いと思ったことをするべきだという点で同じでした。そしてそれがOODAの精神だと理解し、今後の人生にいかしていこうと思いました。

普段の生活で、わたしたちはついつい数字で他人や自分を評価しがちですが、そうでないところにも素晴らしさや美しさがあるのだと実感しました。他人のことを大切にするためにも、まずは自分のことを大切にして、身だしなみなどを整えようと思いました。また、明るく、前向きに仕事をすること。そのために、自分の仕事の中にやりがいをたくさん見つけられる人って素敵だなと思います。人として自立していて、なおかつ、周りに支えられて自分が成り立っているということが自覚できている人も美しいと感じます。

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