令和4年10月16日創造応用Ⅰ「マイクロ・ライブラリー サミット2022」発表

大阪公立大学I-siteなんばにおいて、創造科学科6期生(2年)2名がまちライブラリー・ブックフェスタ・ジャパン2022実行委員会主催「マイクロ・ライブラリー サミット2022」にて研究発表を行った。生徒は会場に集まった聴衆とオンライン参加者に向けて7分間で口頭発表を行い、モデレーターの青野雄介氏(まちL@TENAMUビル)から質問を受け、回答した。大丸須磨店における自給自足型の本棚を用いて、近隣住民により本が循環する仕組みについて生徒は発表し、マイクロ・ライブラリー・アワードを受賞した。全国で実施されているマイクロ・ライブラリーの事例6件と提唱者の一般社団法人まちライブラリーの礒井統充氏の講演を生徒は聞くことができ、今後の研究に大いに参考になった。午後には車座座談会「マイクロ・ライブラリーサミットの10年をふりかえる」にも参加し、これまでの取組みや意義付けに関する討論に加わり、理解を深めた。

発表タイトル:「マイクロライブラリーでつくるまちコミュニティ」

〈生徒感想〉

この度、私たちはマイクロライブラリーサミットに参加させていただきました。高校一年時から活動を続けている大丸須磨店での「マイクロライブラリー」。インターネットでそれに関する活動をしている人が集まって活動報告や交流をするマイクロライブラリーサミットがあることを知り、今回で第10回目になるサミットに参加させていただきました。

マイクロライブラリーとは私的図書を持ち寄りそれを地域の人などが読んだり借りたりする私的図書館のことです。

私たちの発表で始まったサミットは計7つのマイクロライブラリーと今後の在り方などについてお話をお伺いすることができました。会を通して自分たちのマイクロラリブラリーについて、例えば読んだ本についての感想を共有できるようにしたり利用者の中で交流できる機会を作るなど、今後の発展について応用できるものもたくさんありました。今回のサミットを通して沢山の気付きがありましたが特に印象深いのは「管理者不要・無料・自給自足循環型」のものを行なっているのは私たちのものだけだということです。大体マイクロラリブラリーといえば司書さん的な存在が1人もしくはそれ以上いて、月額制にしていて、持ち寄った本ではあるが貸し借りという風にしているので循環ではない、のようなものでした。自分たちはこの活動をする際にインターネットや本でその存在を知ってから始めたわけではなく、やっているうちに見つけて結果的に似たようなものになった、という感じなので多少内容に関して違いはあると思っていましたが、根本的にこんなにも異なるとは思っておらず、驚き更に自分たちのやっていることが成功していることの凄さに改めて気付からせました。凄さと言っても「すごい!」だけで終わっていては意味がないので、なぜ成功しているのか、どうやったら他の場合でも成功するのか、など今回お伺いした他のマイクロライブラリーの例などとも比較しながら考察を深めたいです。

今回のマイクロライブラリーサミットに参加して、私たちの課題のテーマにしている「地域コミュニティの形成」について自分たちが今まで気付かなかった方法や自分たちがほぼ形成の完成へと近づいているマイクロラリブラリーの考察に繋がる情報を得ることができました。

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