本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)18名を対象に、三ッ星ベルト株式会社人事部長倉本信二氏に来校していただき、「地元企業の海外進出の現状とSDGsの取組」をテーマに講義をしていただいた。三ッ星ベルトは、本校所在地の神戸市長田区を代表するゴム産業のメーカーです。今回は、長田のゴム産業の歴史から始まり、企業の取組みとして、コロナ禍におけるサプライチェーンについてとSDGsについて講義をしていただいた。生徒はアジア・ヨーロッパ・北米に工場や販売拠点をもつ三ッ星ベルトの強みを理解するとともに、メーカーのSDGsの取組みについて知ることができた。生徒は宿題として、三ッ星ベルトのSDGsの取組みに対する意見を動画で作成し、提出する予定である。
〈生徒感想〉
今回サプライチェーンが大切だと言うことを学んで、1つのものに頼るのではなく、臨機応変に対応できるようにいろいろなルートを確保することが大切だとわかりました。この考え方は日常の生活でも大切だと思うので今後の生活に活かしたいです。
売上のグラフに書かれた、2009年と2020年で売り上げが下がってからぐんと上がっているところが印象に残っています。2020年はコロナによって世界全体で供給の流れが滞り、それをBCPを立てて乗り越えたそうですが、リーマンショックの際はどうやって危機を乗り越えたのか気になりました。
働きがいのある仕事の実現のための社員への配慮のお陰で産休後も辞めず続ける人が多いことに驚きました。事務の人の服装が自由というのが魅力的に聞こえました。天然ガスを使うことについて、天然ガスはあと50年ほどで枯渇してしまうと思うのですが、住み続けられるまちづくりには該当しないのではないのかなと思いました。
女性への配慮が大企業だからこそ隅々まで行き渡っていて、凄いなと感じた。特に育休、産休の取得率がほぼ100%ということには驚いた。大抵の企業では目標に掲げていながらも低迷しているのが現状である中、三つ星ベルトではその水準が高いだけでなく、100%に近いという点での実現力に感心した。育休、産休はこのようになっているけれど、有給を完全に使えている人は100%に近いのか気になった。もし低迷しているのであればそこを改善したらいいと思った。