令和3年2月11日「第8回高校生国際問題を考える日」代表発表

普通科グローバルリサーチ受講生(1・2年)10名、創造科学科4期生(2年)7名と5期生(1年)4名が、文部科学省指定グローカル型地域協働推進校探究成果発表委員会主催「第8回高校生国際問題を考える日」に参加した。創造科学科4期生4名が発表動画を投稿し、このうち1名が生徒代表の4つのうち一つとして発表した。続いて、「地域にある国際関係機関を知ろう~JICA関西とWHO神戸センターと振り返る2020年~」というテーマで、独立行政法人国際協力機構(JICA)関西センター業務第一課/国際防災研修センター 副調査役の永田禎章氏とWHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)テクニカル・オフィサーのローゼンバーグ恵美氏から国際関係に興味をもった経緯や仕事の内容についてお話をしていただいた。最後に発表に対する講評として、大阪大学全学教育推進機構講師の柿澤寿信氏から探究学習をより深めるポイントについてお話をしていただいた。

〈発表タイトル〉 「教員の長時間労働改善方策の検討~教員と生徒へのアンケート調査をもとに~」生徒投票1位(県立姫路西高校発表と同率)

〈生徒感想〉

他校がどのような取り組みをしているのかを知ることができたと同時に、創造科学科4期生は文理問わずとてもレベルの高い研究をしているんだなと感じた。また、大学教授からの講評であった「根拠を集める」「効果が本当にあるのか検討する」「調査設計が妥当か考える」といったポイントは、これからの論文作成、大学で行う卒論にも非常に役立つものになったと思う。以前神大の先生の動画で見た調査設計の講義で学んだ「順序効果」なども、当時は「ふーんこんなものがあるんだ」くらいにしか思えなかったが、今回他校の発表を聞いてその重要性を知ることができた。

僕は特に、各高校の発表とそれに対しての講評がとてもためになりました。今までデータをただ提示するという点が多かったですが、統計学的にt検定やデータの代表性などにも考慮することがとても大切だと思いました。また、大学の教授の方々は提案にどれだけ効果があるのを示すのか重視するということを聞き、以前神戸大学の石川先生も僕たちの基礎Bの提案のアドバイスをしてくださったのを思い出しました。どれほど僕たちの作るカードゲームの効果があるのかを確認するために、かるた大会などを開いてはどうかなども頭に入れつつ、今後の探究活動に大いに活かしていきたいと思いました。 JICAやWHOの方々からお話を聞くことができる機会はそうそうないと思うので、大変貴重な経験をありがとうございました。コロナウイルスの影響は計り知れず、甚大な被害が今もなお広がっていることと思いますが、その中でも正しい情報を正確に伝えることも含め活動をしてくださっていることを知りました。今の情勢になる前から色々な問題はあったはずですが、その問題と同時並行で国際間を通してコロナ対策をしてくださっていることに今一度感謝したいと思いました。

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