令和2年6月29日グローバルリサーチⅡ「研究の進め方」

本校同窓会館ゆ~かり館において、グローバルリサーチⅡ(2年)の生徒対象に、甲南大学サイエンスフロンティア学部教授の甲元一也氏をお招きし、講義を行った。今回はオンライン会議ツールzoomを使って講義をしていただき、質疑応答はオンライン質問ツールslidoを用いた。テーマは「研究の進め方」で、テーマ設定から情報収集、研究計画の策定、データの収集・分析、成果の発信という研究サイクルについて生徒は学習した。

〈生徒感想〉

テーマを決めていく中で、班分けはしているものの全てのテーマがつながっていて、境界線を引きづらいことを実感していたので、「課題は単独では存在しない」という言葉にとても納得した。私は、一見関連していなさそうなものを結びつけて新しい形を生み出してみたい。そのためには、中心のテーマからつながるトピックを、話し合って出していくのが近道だと思う。班のメンバーだけでなく、オンラインやメールなどで大人から見た意見も聞いてみたい。最後まで柔軟性をもって、提示するアイデアを膨らませていきたい。

今日の講義で、探究を順序立てて考えることの大切さを知りました。私は、結果どうなるのかということばかりを気にしすぎて、行き着くまでのプロセスを疎かにしており、さらに今回のコロナが重なって焦るばかりでした。確かに結果は大事です。しかしそこに辿り着くまでの、情報の収集、分析、予想などを大切にしないと、良い探究などできないことをお話を聞いて強く感じました。今後は過程も重要視し、探究活動のポイントの、新規性、独自性、共感性を大事にして、より深く、多様な視点で、高校生ならではの斬新なアイディアを考えます。誰もが思うコロナという弱点すら、強みに変える政策を打ち出してみせます。

研究をやろうとした時にためらってしまうのは、どうやって進めたらいいのか分からないからだと思う。私が同じ班のメンバーと話し合う時に、いつも結論が出ないのも、おそらくそのせいだろう。今回の講義を聞いて、研究の仕方、何から始めればいいのか、どうやって進めたらよいのかがわかって、とても参考になった。研究というものが思っているよりも難しいものではないのかもしないと思った。きっともう話し合いが終わった後に、結局何がしたかったのかわからなくなることはないだろう。 本日学んだことは、フィールドワークを行うことが難しいこの状況でも、工夫次第でさまざまな方法を用いて研究を進められるということです。僕達の研究には「地方活性化」というテーマが関わってくるので、実際に行くことができないと研究の幅が狭まると思っていました。しかし、もう一つの大きなテーマである「オンラインの活用」を通して研究を進められると分かり、自分たちでもオンラインを利用することでその利点や問題点に気づき、研究に活かすことができるのではないかと感じました。今回のオンライン化を最大限に活かした研究にしていきたいです。

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