令和2年2月11日第7回高校生国際問題を考える日

神戸ファッションマートで実施された第7回高校生国際問題を考える日に創造科学科3期生、4期生(2年生、1年生)文系選択者、グローバルリサーチⅡ選択者が参加した。午前中は東京オリンピック、パラリンピックに関する基調講演とパネルディスカッションがあった。創造科学科3期生7名とグローバルリサーチⅡ選択者の6名は午後からポスターセッションを行った。その中の1名は県教委が主催するポスター発表コンクールで発表者に選出され、審査員の前で発表した。

※「高校生国際問題を考える日」について

 第7回となる「高校生国際問題を考える日」は兵庫高等学校が幹事校となり連携先の大阪大学、WHO神戸センター(平成28年度より)、兵庫県教育員会が主催で実施されている。

 本校SGH担当者が連携先とともに実施内容の企画立案を行った。今年度はSGH事業の成果を普及するため、従来の教員向けランチョンセミナーに加え、新たにポスター発表コンクールを実施し、SGH指定校を中心に生徒が発表を行い、審査を受けた。最優秀ポスターの発表をすべての参加者の前で行い、探究学習のモデルを示すことができた。参加者は生徒541名、教員73名、ポスター発表121件と過去大規模なものとなった。

〈生徒感想〉

私はポスター発表コンテストで発表しました。とても緊張しましたが、自分のこれまでの研究の成果を審査員に伝えられたと思います。しかし、審査員の方々の質問は私にとって厳しい指摘でした。それに上手く返答できなかったことも悔やまれました。また、最優秀賞の学校の発表を聞いて、プレゼンの能力の差を感じさせられました。これらの苦い経験は、将来のために忘れないようにしたいと思いました。しかし、ほかの学校のポスター発表を聞いて、研究の内容はほかの学校にも負けていないと感じました。そこは自信にしようと思います。 今回は自分の実力を試し、改善点と自信の持てる点を発見することが出来たので、とても良い経験となりました。

私は、この1日で沢山のことを学び吸収することが出来ました。第一に、わたし自身の研究の未熟さを感じました。まだまだ研究の深さが足りず、考察や結論も他校の先生方からアドバイスを沢山頂く程甘かったことを痛感させられました。1つのデータを使うだけでも、沢山の補足説明が必要だと分かり、自分の説明の至らなさにも気付かされました。発表そのものに慣れていないこともあり、パニックに陥ったこともあったので、堂々と発表することも必要だと感じました。第二に、他校の同じ世代の高校生の研究を知ることが出来たことです。私が研究しようとは考えなかっであろうテーマが数え切れないほどあって、他の人の考えを参考にしたり盗むことも出来ました。

初めに東京オリンピックの組織委員会の方からSDGsや障害者支援などの観点から基調講演をしていただきました。その後、国際保健や環境問題などの観点を踏まえて今年行われるオリンピックについてのパネルディスカッションがありました。どちらも大勢の聴衆の1人として参加しましたが、基調講演をして頂いた河村さんが実際に障害者の方から聞いたお話や、オリンピックと国際問題の関係についてなど今まで知らなかったことを知ることができ、良い経験になったと思います。午後から行われたポスターセッションでは、僕が2年生から文系に進むこともあり、日韓関係やアフガニスタンの問題などの国際問題についての研究やフェイクニュース対策の法律立案についての研究や労働組合についての研究などの社会・法律系の研究まで幅広くお話を聞くことができました。その中で、実際に在日コリアンの方の団体にお話を聞きに行っておられる方がいれば、全て文献から調べてまとめられている方もいたりと、研究の方法に様々な種類があることを知りました。今後、僕がどのような研究をするのかはまだ決まっていませんが、今日お話を聞いた方の研究方法はとても参考になだだと思うので、今後に活かしていきたいと思います。

カテゴリー: SGH(学科3期生), グローバルリサーチ   パーマリンク

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