本校講堂において、74回生(1年)全員を対象に、朝日新聞大阪本社 代表室CSR推進次長 濵上達也氏を講師にお招きし、「なぜ今、SDGs?~企業の取り組み事例から考える~」というテーマで講演をしていただいた。SDGsが国連で設定された経緯や企業の取り組みについて、お話をしていただいた。
〈生徒感想〉
SDGsのことは、今日のお話を聴くまで深くは知りませんでした。中学や高校の社会や理科でちょくちょく出てた「持続可能な社会の実現」がSDGsの定義の根幹になっていて、僕はこの課題及び目標について興味があったので、これからの探究活動において、とても参考になりました。僕は再生可能エネルギーなどに興味があったのですが、お話の中にあった「企業の取り組み事例から考える」で、「国連がSDGsを提唱し、投資家がESG投資をするようになったことで、企業が『持続可能な社会の実現』に貢献する活動をするようになった」という流れがあまりにも好循環で、この先も続いてほしいと思うほど、前のめりに聴いていました。僕も、SDGsに取り組む企業の価値は素晴らしいと思うし、投資家なら投資していると思います。これからも「持続可能な社会の実現」のために、世界中の人々が一丸となってSDGsに取り組んでほしいと思います。「誰も置き去りにしない」で。
1年前ぐらいから、新聞などで“SDGs”というワードは聞いたことはあったが、これまではあまりにも国際的なイメージが強くて、身近に感じることができなかった。しかし、今回の講演を聞き、対象が私たち1人1人になっているということ、他人事にしないということ。もう逃げられないことを凄く痛感した。これまで国がせっせと進めていたと思っていたけど、企業ぐるみで発展しているのに驚きを感じた。世の中がどんどん「SDGs推進」の傾向になっていくんじゃないかと思った。私はSGHの課題研究でSDGsの17の目標の中の1つをテーマに取り上げ、まちづくりについての研究を進めている。今日の講演をきっかけに、たくさんの知識を重ね、持ち、発信し。もっともっと主体的に活動できる人間になりたいと思った。また書道パフォーマンスの大会のテーマもこれと少し関連しているので、まだ少し色々なことができる今のうちにたくさんの情報収集をしたいと思った。
今日のSDGsの話を聞いて、初めて知ったことがたくさんありました。SDGsができる前はMDGsという8分野の目標をかかげていたことを初めて知りました。MDGsとSDGsは「先進国が途上国を助ける」から「先進国と途上国も横並びの関係」へと変化していったのだなと思いました。SDGsには経済、社会、環境の3つの要素があり、世界の共通目標であり、「世界の共通言語」だということを聞いて、世界各地で課題解決についてしっかりと考えるべきだと思いました。今までSDGsについては全然知らなかったけれど、今日SDGsについてたくさん知れて、大事なものだと知れてよかったです。
今回は朝日新聞社の濱上さんのお時間をかりてお話して頂きました。私は兵庫高校で教えられるまでSDGsのことを知りませんでした。教えてもらっても名前くらいでそれほど深くSDGsについて知っていることはありませんでしたが、今回のお話を聞いてSDGsは何なのか、何のためにあるのか等を深く知ることができました。特に17個の目標についてや、今までの世界の状態、歴史を聞いてSDGsは本当に必要不可欠なものであることがはっきりとわかりました。以前の世界は飢餓、貧困、環境問題を後回しにして、利益や実績だけを追い求めてきていました。そのせいで世界規模の経済、社会、環境問題が出てきてしまったりしていたので、それを2030年までに少しずつでも変えていこうという姿勢がとても強く感じられました。いつもはあまり気にされていないことも、SDGsは気を配って「誰も置き去りにしない」という目標の下、活動をしていることも理解しました。これからは私たちが日本を背負っていかなければならない時代です。なので、これからもっと幅広く世界のことや問題にされていることに目を向けていきたいです。