令和元年9月23日(月)私にも「学ぶ権利」がある 夜間中学校に見る多文化共生社会で「学ぶこと」・「生きること」

新長田ピフレホール会議室で実施されたNPO法人アジア女性自立プロジェクト主催「こんばんはⅡ」上映会とパネルディスカッションに2年生グローバルリサーチ受講生4名と創造科学科生1名が参加しました。

夜間中学校で教員をされている方から夜間中学校の現状が報告され、映画「こんばんはⅡ」を視聴しました。その後のパネルディスカッションで夜間中学校のフィリピン出身の生徒と実際に映画に出演されていた卒業生の話も聞けました。外国人の受け入れや多文化共生について考えていく上で大きな学びとなりました。

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(生徒感想)

今回、私たち7班は夜間中学校をテーマにした映画の上映会とパネルディスカッションに参加しました。ドキュメンタリー映画「こんばんはⅡ」では、夜間中学校の先生方や生徒の様子がわかりました。特に不登校やいじめで学校に通うことができなかったり、外国で貧しく学校に行けなかった方の思いを知ることができました。パネルディスカッションでは、神戸の夜間中学校の先生、フィリピン出身の現役の生徒、卒業生から話が聞けました。私が印象に残ったのは卒業生の方の話です。フィリピンでは家庭が貧しく、学校通えませんでした。騙されて日本に来ることになり、つらい思いをしたのですが、多文化共生サポーターや他の仕事をしながら、その間ずっと思っていたことは「学校へ行きたい」ということだったそうです。夜間中学校、定時制高校、専門学校と学び続けることになり、「学ぶことは生き延びること」「学校が私の宝物」「学校が本当に楽しい」ということをおっしゃっていました。このような学校へ行きたいという人のために夜間中学校があり、そこに通うことで視野が広がり、人生に大きな可能性が広がることを知りました。夜間中学校という存在を多くの人に知ってもらい、学校に通えなかった人たちに学んで人生を変えて欲しいと思います。今回のフィールドワークで日本在住の外国人の現状と課題を知り、学ぶことの大切さをあらためて実感しました。

カテゴリー: SGH(学科3期生), グローバルリサーチ   パーマリンク

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