マッチをテーマに研究している創造科学科4期生(1年)の8班5名の生徒が日本燐寸工業会を訪問した。事務局長の松本和久氏と業務課の山下和也氏に対応していただき、同会が所蔵する「蘭渓文庫」を見せていただいた。これは、同会の会員だった古谷蘭渓が集めたマッチのラベル(本票)のコレクションで、明治10年~30年代のものおよそ3万8千点を見せていただいた。生徒は手分けして目を通し、活用できそうな絵柄を写真撮影していった。
〈生徒感想〉
今回のフィールドワークでマッチ工業組合に行き、デザイン案について考えた。四万点ものデザインをひとつずつ見て思ったことは、日本のマッチのデザインだとあまり若い人たちには受けないと思った。逆にチェコのマッチラベルはとてもかわいらしいデザインが多かった。だがチェコのマッチラベルだと著作権の問題上使うことができない。そこで私たちが考えたのは「日本のデザインをチェコ風に自分たちで描く」私たちの絵心に期待を込める。