平成31年2月10日創造基礎B 「MY PROJECT AWARD 2018関西大会」参加

関西大学梅田キャンパスにおいて、創造科学科3期生(1年)の10名が、マイプロジェクト関西実行委員会主催「MY PROJECT AWARD 2018関西大会」に参加した。生徒は、書類選考を経て出場し、創造基礎の活動を報告した。発表タイトルは以下である。

「棒サッカーで認知症理解にSHOOT!」

「作る!話す!そして食べる!親子でお菓子交流会」

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〈生徒感想〉

同年代でさまざまなプロジェクトに必死で活動している人たちの発表を聞いた。その情熱が僕にもひしひしと伝わり、負けていてはいられない、自分のプロジェクトをもっとより良いものにしたい、そう思った。自分たちのプロジェクトは1年生の段階で一段階ついてしまう。しかし、目標である「ベトナム人への偏見をなくす」ということにはまだ至っていない。もっと多くの日本人にベトナム人と交流をしてもらい、誤解を解かなければならない。そのためにもこのイベントを残し続けていく必要がある。2月13日に神戸ベトナム人会の方と最終ミーティングがある。ここで、これからもこのイベントを続けていただけないか訴えたい。「イベントをした」だけで満足してはいけない。そうこの大会で思った。イベントをするにあたって課題が多くあった。その課題をまとめ、持続可能なイベントにつなげていきたいと感じた。また、自分たちのプロジェクトにはまだまだ終わりなんてないことを学んだ。そして、僕たちはこの活動を続けていく必要性があることを学んだ。これからもこの活動に携わっていきたい。

私たちのプロジェクトは代表にはならなかったけれど、代表チームのプレゼンを聞いて、圧倒された。代表チームは、どのチームも自分たちのプロジェクトにかけている想いが熱くて、本気で自分たちが課題としていることを解決したいというのが伝わってきた。他の人のプレゼンを聞いて、私自身、代表チームのようにこの活動に熱くなりきれていなかったと感じた。私たちが取り組んでいる、長田にある、日本人のベトナムへの偏見をなくすことは、私たちの活動だけで解決する問題ではないと思う。しかし、私たちが企画した、お菓子交流会のような、日本とベトナムとの交流が出来るイベントを続けていくことによって、すぐには難しいけれど、私がこの活動を通してベトナムの文化を受け入れられるように、日本の文化を当たり前だと思わないようになったのと同じように、長田に住む日本人が、自分と違う文化を理解し、受け入れられるようになるのではないかと思っている。創造の授業としての活動は1年生で終わりになるけれど、1年間、長田とベトナムの関係について考え、学んできたことをこれで終わらせるのはとてももったいないことだと感じた。だから、今まで熱くなりきれてなかった分を、お菓子交流会を続けるのはもちろん、私一人では難しいけれど、新しいプロジェクトを始めてみるのもいいなと思った。何かに熱い想いをかけることで得られるものはとても大きいと今回改めて学ぶことができたので、これから、地域にある身近な課題を見つけ、自分から関心をもって、熱くなって取り組んでいきたい。

今まで発表会に出てきた中で、学んだものが一番大きかったのではないかと思う。それは、想いの大切さだ。私は長田区の課題を解決するためにこれまで活動を行ってきが、自分達が楽しめることが大切だということを、今回身をもって感じた。今日感じたことは、理系の研究をするにも、仕事をするにも、心持ちだけでその質が変わると実感した。これに気づくことができたのは、他の発表を聞いたり、他の人と交流したりする機会が多く設けられていたからではないかと思う。この大会は、他の発表会よりも高校生が学ぶということに重点を置いている。そのため、これからどう活動すべきかを自分の中で探ることができる貴重な機会になった。一方で思ったことは、研究にもっと時間をかけて深めておきたかったことだ。創造科学科1年は、創造基礎の研究だけでなく、RREや課題研究など他の取り組みを同時に行なっている。発表する機会もたくさん設けられている。わたしは、それが創造科学科の良いところだと思っているが、他の学校は1つの研究に1年2年かけて取り組んでいるところが多い。そういう人は、その研究、そしてこの大会にかける熱意、想いがすごい。熱意を持って自分達で試行錯誤して、しかしまだ課題があるのでまた次に活かそうする。この大会は、このような活動が評価される。テーマ設定の時も大事だし、自分のやりたいテーマにならなくても、活動を行う時に本気でやるかどうかにかかっていることが大事だ。また、自分自身がこのプロジェクトを良くしていくという心意気で活動することが大事だということがわかった。

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