平成30年10月3日 創造応用ⅠS 探究活動(3回目)

創造科学科2期生(2年)理系選択者は各班に分かれて研究活動をおこなった。

<数学>

本日は、稲葉教授のテキストに従って、「データと真実の姿」について学習した。母集団、標本、統計量について理解を深め、統計学とは客観性と合理性を本質とした学問であることを確認した。また、ヒストグラムからデータの概要をとらえる方法を学んだ。授業後半は前回から引き続き、「表2回裏8回でるコインはイカサマか」という題材から、仮説検定に関する理解を深めた。

<物理>

前回に決定した2つのテーマについて、大阪大学理学部小田原准教授の研究室において、小田原先生と大学院生の梅原さんとともに、具体的な進め方と実験方法について話し合った。

「摩擦力ゼロ班」は、2点間の速度を測定することから摩擦力が測定できるのではないかと考え、次回にその装置を作成することになった。

「足裏圧力班」は、歩くときの足裏の圧力の大きさは、粘土を踏んだときの深さによって測定できるのではないかと考え、次回は小麦粉から粘土を作り試してみることになった。

<化学>

化学の探究活動3回目も神戸大学大学院理学研究科の大堺利行准教授に来校していただき、現段階における「泥燃料電池」の課題を挙げていただき、今年は何をテーマに課題を解決していくのかを話し合った。基本的には燃料である“泥”に目を向け、各自が持参した食品を泥に混ぜ、いろいろな種類の泥の作成を行った。昨年の結果より、電池の起電力は泥の腐敗にヒントがあり、泥と食品の比率を変えるなど、今後の実験の準備を行った。

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<都市工学>

都市工学班は、チームに分かれて目的と進め方を議論した。チームAの景観研究は、アニメとそのもとになった現実の場所を具体的に調べた。また印象評価実験について、対象者をどうするか、どのタイミングで、また複数回行うかなど、実施方法を検討した。一方、チームBの集団ねぐら研究は、先生よりいただいた東京都でのムクドリの調査に関する論文をもとに、先日自分たちで調査した名谷駅ふきんの様子を考察した。次回に先生に実施内容・計画についての確認、ご指導をいただく予定である。

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