神戸市相楽園会館において、「災害弱者を救え」をテーマに研究している普通科グローバルリサーチⅡ受講生(2年)1班の2名が、神戸市・(公財)神戸国際協力交流センター共催「2017年度神戸コミュニティフォーラム」に参加しました。今回のテーマは「災害に強い神戸の創生:我々の地域にある有能な人材と豊富な資源を、みんなにとって、健全でつながりある、そして災害に強い神戸にする為、どのように活用したらよいか」です。災害に対する地域レジリエンス、健康、そして神戸の地域社会の結束の構築について議論しました。
〈生徒の感想〉
今回のイベントでは色々な世代、国籍の人と神戸を強い町にするためにはといった大きなテーマを元に英語でディスカッションをしました。私は在日外国人が災害弱者にならないために日本人が出来ることについて研究をしています。今回参加して、研究に活かせる意見や情報を得ることができました。実際に在日外国人の方にお話を聞いたところ、そもそも地震をよく知らない、何が起こっているのかがわからないと言っていました。そこで私は、日本に来る外国人にはまず地震とは何なのかという事を知ってもらう必要があると思いました。そして災害時に関わらず、困ったことがあったら友達に助けを求めるという意見があり、私は在日外国人はまず日本で頼れる友達や知り合いを作る必要があると思いました。留学生ならそういったコミュニティは比較的作りやすいし、国際交流のイベントの案内も入手しやすいですが、それ以外の外国人はそういった機会があまりないそうです。そういった外国人がコミュニティを形成しやすくするにはどうすればいいかもこれから研究していこうと思います。今回得た意見をもとに、研究テーマを在日外国人から、在日外国人の中でも留学生でなくコミュニティを作るのが難しい人をターゲットに絞ろうと思います。よい経験ができてよかったです。
今回、私は阪神淡路大震災以降に神戸で始まった“BOKOMI”についてのディスカッションに参加しました。 BOKOMIとは“防災コミュニティ”の略で、神戸市における地域防災の独自の取り組みのことです。このことについて、私も含めグループの誰も知りませんでした。そこで、どのようにすれば多くの人に認知してもらえるかを話し合いました。ロゴを作ってみることや電車の広告で宣伝してみることなど、たくさんの案が出たので、それらが実現して大勢の人に知ってもらえたらいいと思います。自分の考えを英語で伝えること、多文化の人と交流することはこれから社会に出たときに必要なことだと思ったので、とてもいい経験となりました。