平成29年8月1日 東京みらいフロンティアツアー 1日目

平成29年度東京みらいフロンティアツアーは、普通科グローバルリサーチⅠ受講生(1年)29名、創造科学科生2期生(1年)31名の60名が参加し、SGH事業の一環として、今日から2泊3日の日程で実施します。

今日は6時45分に新神戸駅に集合し、予定通りのぞみ108号に全員乗車しました。

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1日目の研修は、2つのコースに分かれます。

コースAは立川へ移動し、統計数理研究所、極地研究所、国文学研究所資料館、国語研究所の4研究機関を訪問しました。最初に本校OBでもある田村副所長より歓迎のご挨拶をいただいたあと、A班、B班に分かれての各研究所を見学しました。特に、統計数理研究所にあるスーパーコンピュータの大きさと迫力に圧倒され、国文学資料館においては本の格式を一目で見抜く方法を教えていただき、文理に関わらず複眼的な視点で考えることの面白さと重要性を学びました。後半は、各研究所の先生方から講義をいただき、極地研究所で行われている南極観測の最新事情や国語研究所のことばの変化と心理統計についてのお話に強い関心を抱きました。

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コースBは東京駅で下車し、歩いて味の素ファンデーションに向かいました。最初に味の素で行われている事業についてお話をいただいたあと、実際にベトナム味の素でグローバルリーダーとして活躍されていた本橋前社長より、現場の最前線でベトナムの栄養プロジェクトと給食プロジェクトを成功に導かれた話を聞かせていただきました。これらベトナムの国家プロジェクトにもっとも強く関わられた方の貴重な体験談を聞き、世界規模で活躍することの意義や喜び、そして海外で現地の方々とコミュニケーションをとって事業に携わる苦労ややりがいについて熱く語っていただき、生徒からもたくさんのするどい質問が飛び交いました。また、今年も海外で勤務された方々と一緒に食堂でランチをいただき、 美味しいご飯をいただきながらいろいろな会話をさせていただきました。その後、日本ASEANセンターへ地下鉄で移動し、アセアンに所属する国々の現状や日本との関係について学びました。その中で、カンボジア人スタッフから英語でカンボジアの紹介をしていただき、最近カンボジアに登場したイオンモールと日本のイオンモールの違いを見つけ、それぞれの国の事情がどのような形で現れているのかをみんなで議論しながら考え、話し合いの内容を各班でプレゼンテーションして、全員で共有しました。生徒たちは、アセアン諸国について詳しく学ぶことで非常に興味をいだきました。

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夜は、兵庫高校のOB会である東京武陽会の先輩方に招待していただき、夕食を兼ねて懇親会を開いていただきました。17名もの武陽会の先輩方にご参加いただき、一緒にご飯を食べながら、兵庫高校という共通の話で世代を越えた繋がりを感じつつ、改めて兵庫高校の人脈の広さと深さ、兵庫高校だからこそ得られる絆の強さを実感しました。生徒たちの主体的に先輩から学ぼうとする姿勢に先輩方もいろいろな形で応えていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。最後に、今日行われた全国高校総体の陸上男子800mで見事に優勝した高橋君の全国制覇を、全員でお祝いしてお開きとなりました。

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明日は、このツアーのハイライトである5つのコースに分かれての訪問学習を行います。

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